
一般社団法人 日本釣用品工業会の海外戦略プロジェクトでは、8月27日、大阪市北区のアットビジネスセンター大阪梅田710号室にて「ジェイプラットパット(J-PlatPat)」の応用セミナーを開催した。
ジェイプラットパットは、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が運営する無料の特許情報検索・閲覧サービス。国内・欧米等世界の特許・実用新案、意匠、商標、審決に関する広報情報や、出願手続き・審査経過に関する情報を幅広く収録している。
多くの企業で使われているサービスだが、検索方法が多岐にわたり、使いこなすのが難しいデータベースとなっている。
同プロジェクトでは、「自社や自社の製品を守るために活用してほしい」との思いから、知財権に関する情報発信に力を入れており、本セミナーもその一環として行われた。
セミナーには、日本釣用品工業会の会員企業の製品開発担当や知財担当など、日常的にジェイプラットパットを使用している従業員が参加。各自ノートパソコンを持参して実際に操作しながら検索方法を学ぶ、演習形式での講義が行われた。
講師はINPIT本部・知財情報基盤センターのセンター長・池谷氏、知財情報部主査・森川氏が担当。ほか、INPIT近畿統括本部のスタッフも同席して行われた。
「特許は企業の生命線」。演習で特許文献調査の方法学ぶ
セミナーは日本釣用品工業会の山影氏の司会進行で行われた。冒頭、プロジェクトリーダーの高階義尚氏から以下要旨の挨拶が行われた。

「海外戦略プロジェクトは3年前に発足し、海外のマーケット情報などを会員の皆様にお伝えしてきました。過去にも2度セミナーを開催しておりますが、今回は初のリアル開催、そして体験型のセミナーとなります。我々メーカーにとって、特許は企業の生命線です。本日のセミナーでジェイプラットパットについて理解を深めていただければと思います」。
講師の紹介、プロジェクトチームメンバーの紹介が行われた後、セミナーのプログラムが開始された。
まず、森川氏からセミナーの主旨が紹介された後、池谷氏による講義が行われた。
ここでは、ジェイプラットパットでの特許文献調査の方法を学んだ。「疑似餌分野において、どのような発明があるか探したい」、「疑似餌に採用できるアイディア・技術を疑似餌分野以外から探したい」など、具体的なケースを想定し、より効率的に、漏れなく検索を行うための方法が解説された。

講義の内容は、基本的な操作方法などではなく、サービスをより発展的に、応用的に使う方法が習得できる内容となっていた。
参加者は各自パソコンを操作して演習に取り組み、つまずくところがあればINPITのスタッフがサポートに回った。実際に操作しながら、自社に帰ってからも日常の業務ですぐに使えるテクニックが学べるため、参加者にとっても非常に有意義なセミナーとなっていた。
池谷氏の講義が終わると、INPIT近畿統括本部の坂本氏から、漁撈(ぎょろう)用具関係の特許出願・意匠登録状況の紹介が行われた。
ジェイプラットパットで得られる情報は、上手く活用することでマーケット分析に近いことが出来るとし、企業別の特許出願・意匠登録件数ランキングや、品目別のランキング等も共有されるなど、業界関係者にとっても興味深い内容が紹介された。

最後に質疑応答が行われた後、プロジェクトのサブリーダー・土肥正芳氏から閉会の挨拶が行われた。各自アンケートを記入し、セミナーは閉会となった。
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