「釣りフェス2025」の主催者である一般社団法人日本釣用品工業会では、2008年度から経済・文化・芸能・スポーツ等の各界で活躍する人の中から、釣りに対して造詣が深く、趣味として愛好されている人や、釣り及び釣り文化の発展に寄与されている人の中から毎年選出し、感謝の気持を込めて「ロイヤルアングラー賞」として表彰を行っている。
2025年は、ANAホールディングス株式会社代表取締役社長 芝田浩二氏が選出され、表彰された。
芝田浩二氏は1957年生まれ。鹿児島県奄美・加計呂麻島出身。82年東京外国語大学外国語学部を卒業し、全日本空輸(ANA)に入社。
英語や中国語が堪能で海外畑を歩み、アライアンス室長やロンドン支店長などを歴任し、22年よりANAホールディングス代表取締役社長に就任。海外赴任中や出張先でも、仕事の合間を縫って釣りに興ずるほどの釣り好きだ。
釣りを始めたきっかけ、釣りに関わるエピソード
(芝田氏)生まれ育った加計呂麻島で、ゲームもない時代の小学生の放課後の遊びは釣りでした。学校が終わるとすぐに、竹竿を持って海に行っていました。「自然」と、「釣り」が生活の一部でした。竹竿と糸だけの釣りから始まった釣りは、もう少し遠くまで糸が届けば良い魚が釣れるはずとの思いを持ち続けて、道具はリール竿に、陸釣りから船釣りに変わる様に、少しずつ良い道具、良い仕掛けを探求し続けて、今に至っています。
一番印象に残っているエピソードは、2003年の八丈島で先輩の釣ったムロアジを餌に、18kgのカンパチを手巻きで釣ったのがとても楽しくて、現在に至る大物釣りに目覚めました。
好きな釣り
(芝田氏)好きな釣りは、釣り場をイメージしながら自分で創意工夫してつくった仕掛けで挑む「大物釣り」です。国内では北は利尻島から、南は伊良部島、海外もパラオをはじめとした様々な釣り場でマグロやGT(ロウニンアジ)などを狙っています。
釣りの魅力は
(芝田氏)国内外に様々な釣り方があり、地元の人と背景を含めて語り合うことで、多くのことを知る事ができます。中でも、日本は湖、川、海といった様々なフィールド、それぞれに応じた道具が無数にある世界に誇れる釣り文化を持っています。
素人や玄人に関係なく、釣りを通じた新たな出会い、前夜祭(?)や反省会で語る楽しみは、釣りだけに限らない新たな世界が広がる大きな魅力。また、自然と一体となって一生懸命に釣りに興じる事で、エネルギーをチャージし、仕事の活力になっています。
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