【釣りフェスティバル2021オンライン】ロイヤルアングラー賞2021は布施英利さん

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美術批評家・解剖学者の布施英利さん
美術批評家・解剖学者の布施英利さん。1960年群馬県生まれ

ロイヤルアングラー賞とは、一般社団法人日本釣用品工業会が、経済・文化・芸能・スポーツ等の各界で活躍し、釣りに対して造詣が深く、趣味として愛好しており、釣り及び釣り文化の発展に寄与されている人の中から選出、表彰している制度で、毎年「釣りフェスティバル」を機に発表されている。

2020年に開催された釣りフェスティバルでもロイヤルアングラー賞の発表が行われた。受賞は高橋幸宏さん

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布施英利さんは、東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、同大学院博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。大学院卒業後は東京大学医学部助手(文部教官)として人体解剖学を研究。著書も多数。「美術解剖学」をベースに幅広いテーマに取り組んでいる。

布施さんの釣りとの出会いは、小学生の時に友達と一緒に川釣りに出掛けた事。小学生の時に「釣りと考古学」に夢中になり、それは自分の中に狩猟・漁猟・採集時代へのノスタルジーを培うものだったと、後に考えるようになる。
20歳代の時に読んだ開高健の「オーパ!」を読んで感動し、釣りを再開。今も釣りを愛好している。

美術批評家・解剖学者の布施英利さん
「人体5億年の記憶」など約50冊の著書がある

自然との対話が出来る「釣り」の時間は何より貴重

布施英利さん釣りの魅力を次のように語る。

自分にとって釣りとは、第一に「自然との対話」のための手段としてあります。スポーツやゲームとして釣りを愛好する方も多いと思いますが、自分は、釣りそのものを目的とするということではなく、釣りをするために山や海に行き、自然の中に身を置きながら、水を眺め、岩を眺め、空を眺め、そして魚の生態を観察する、そういう「自然との対話」がある釣りの時間を、なにより愛しています。

自分は学者なので、ライフワークとも言える研究テーマがあるのですが、それは「ヒトの体の5億年」とでもいうもので、ヒトの体の中には魚に共通するもの(脊椎という軸など)があり、自然の中で魚と対峙する中で、そういう進化の物語とでもいうべきものと触れる実感を持てるのが、今の自分にとっての釣りの歓びとなっています。都市化・人工化が進んだ社会を「脳化社会」と言いますが、そのような時代状況の中で、自然との対話ができる釣りの時間は何より貴重なもので、多くの人に、自然の中で釣りに親しんでもらいたいと考えています。

出典:釣りフェスティバル2021公式ホームページより 編集:釣具新聞

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