【高本采実さんにインタビュー】「4コマ水産学」が話題の釣りタレント。魚の生態から釣りの魅力を発信!

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釣り場を守り、魚を増やす「日本全国爆釣プロジェクト」。釣り人の交流の場としても

高本采実(あやみん)さんの日本全国爆釣プロジェクトの様子
釣りがずっと楽しめる環境づくりを目指し「日本全国爆釣プロジェクト」を始動。プロジェクトのキッカケや手応え、今後の目標について話してもらった

――「日本全国爆釣プロジェクト」について教えてください

『日本全国爆釣プロジェクト』は、ずっと釣りが楽しめる環境を目指して、釣り場の清掃活動を行い、稚魚放流を目標としたプロジェクトです。活動内容としては、1、2カ月に1回、釣り人を集めて清掃活動イベントを実施し放流募金(活動協力金)を募る。それをプロジェクトの運営や稚魚放流の資金にしていきます」

高本采実(あやみん)さんの日本全国爆釣プロジェクトのロゴ
高本さん作の「日本全国爆釣プロジェクト」ロゴ

――プロジェクトを始めたキッカケを聞いてもいいですか?

「ここ1~2年で釣り場のゴミ問題が深刻化したのがキッカケです。企業の垣根を超えて、一般の釣り人が釣り場問題に協力出来るシステムを作りたくて始動させました。また、コロナ禍でリアルなイベントも少なくなっていたので、釣り人の交流の場も作りたくて始めました」

高本采実(あやみん)さんの日本全国爆釣プロジェクトの様子
清掃活動の様子。大阪府内でも人気の釣り場「シーサイドコスモ」で実施。一般の釣り人をSNSで募集して開催している

――プロジェクトでは放流募金も行われていますよね?

「はい、参加者の方には募金にも協力して頂いてます。清掃をして釣り場が守れても、その場所で魚が釣れなければ意味がないですよね。「釣り場を守り、魚を増やす」この両方に取り組み、釣り人口を増やす手助けになれればと思っています」

高本采実(あやみん)さんの日本全国爆釣プロジェクトの様子
清掃活動後には募金活動も実施。募金をすると、ステッカーや協賛メーカーからのプレゼントがもらえる

――今までの活動の手応えはいかがですか?

「『釣り好き同士が釣りの話をしながらゴミを拾う』、良い活動になっていると思います。皆さん積極的に他の参加者とコミュニケーションをとりながら楽しまれていますね。女性やファミリーでの参加もあり、お子さんから60代の方まで、老若男女幅広い方に参加して頂いてます」

高本采実(あやみん)さんの日本全国爆釣プロジェクトの様子
活動の参加者達。釣り人同士の貴重な交流の場にもなっている

――今後、このプロジェクトをどうしていきたいですか?

「これからもずっと釣りが出来る環境作りを目指し、1人でも多くの人と意識の共有を図るため、今後、大規模での清掃イベントや、他の地域での清掃活動も視野に入れていきたいです。また、せっかくの出会いの場なので、交流の場として清掃以外のイベントも企画出来たらと思います」

プロジェクトについてはコチラ → 「日本全国爆釣プロジェクト」釣りタレント・高本采実さん主催の清掃イベント。第2回の参加者も募集中!

釣りタレント・高本采実が今後挑戦していきたいこと

――今後、挑戦していきたいことはありますか?

「まず、個人的な目標としては、行動制限も緩和されてきたので色んな地域や国に行って、まだ釣っていない魚や、より大きい魚を釣ってみたいです。

高本采実(あやみん)さん

釣りタレントとしては、魚や釣りの面白さを生態学の視点から発信していきたいです。例えば、メディアやユーチューブで、釣具に焦点を当てるのではなく『生態から検証する釣り番組』みたいな事が出来たらと思います。私の活動を通じて魚の生態に興味が沸き、釣りを始めてもらう。それをより強化していきたいです」

――釣り業界で何か取り組みたいことはありますか?

「魚についてはまだまだ解明されていない事が多いので、その研究を釣り人が手助け出来るようにしたいです。例えば、釣った魚にタグを打って、そのデータを研究者や学生に提供し解析してもらう。そうすることで、釣り人も魚のことをもっと知ることが出来るし、研究者や学生にとっては貴重な研究材料になります」

高本采実(あやみん)さん

――最後に、読者の方に何かメッセージはありますか?

「そうですね~。とりあえず、悩みがある人は海に行ってみてください!(笑)釣りをしなくても、波の音を聞くだけでいいです。海が心を洗ってくれるはずです」

関連記事 → 日本釣振興会大阪府支部が淡輪漁港で水中清掃。釣りタレントの高本采実さんも参加!

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