メガバス株式会社(静岡県浜松市本社・伊東由樹代表)の創始者である伊東由樹氏が、バスロッドシリーズの「デストロイヤーシリーズ」と「空海シーバスロッドシリーズ」で「レッドドット・デザインアワード2022」を受賞した。
レッドドット・デザイン賞とは、ドイツのノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンターが主催する国際的なデザイン賞。世界三大デザイン賞の1つとされている。
プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3つの部門に分かれており、それぞれ年に一度、世界的なデザインの専門家により審査される。毎年世界60か国以上の企業、組織、デザイナーから1万件を超える応募がある、権威のある賞である。
釣具の受賞は今回が世界初となる。
今回受賞した「デストロイヤーシリーズ」は、1986年にメガバスの創業者でもある伊東由樹氏が最初に手掛けたバスロッド「ARMS」が原型となったシリーズ。
バスロッドの既成概念やロッドテクノロジーの破壊、これまでのバスフィッシングを破壊し、新たなバスフィッシングをコアなアングラーたちと創造する事を目的に生み出されたバスロッドである。「DESTROYER(デストロイヤー)」というシリーズ名の由来はこういったコンセプトから来ている。
また、今回同じく受賞した「空海シーバスロッドシリーズ」は、異次元のロングディスタンスキャスタビリティーや、ミノーやジグの微小な変化さえ感じられる、高い感度が特長のシリーズ。
かつてソルトロッドの世界ではなかった「直感性能」とストレスフリーな使い心地が、34年に及ぶメガバス・ロッドテクノロジーの集積と、ロッドエンジニア伊東氏の「Form follows Emotion.」の哲学によって具現化されている。まるでアングラーの感覚神経の経路が拡大されたかのような、シンクロナイズドフィールをもたらす。
受賞した伊東由樹氏は、日本のルアー生産の礎を築き上げたメガバス・グループ創業者。
カリスマアングラーとして世界各国で活躍するかたわら、公益財団法人日本デザイン振興会主催のグッドデザイン賞では、スポーツ用品業界屈指、驚異的な数の受賞歴をもつプロダクトデザイナーとしても名を馳せる。
グッドデザイン賞の受賞は20年にわたり、受賞作品は200アイテムを超える。また、IFデザインアワードは2018年から2021年にかけて4年連続受賞している。
今回の「レッドドット・デザインアワード2022」の受賞も、釣り具としては世界初で、日本の釣り具や釣具メーカーが世界から注目を集める受賞となっている。
詳細は、メガバス公式ホームページまで。
関連記事 → 【メガバス】4年連続「iFデザインアワード2021」受賞。デストロイヤーシリーズのデザインが評価 | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト (tsurigu-np.jp)