「令和2年度やるぞ内水面漁業活性化事業」成果報告
令和2年度「やるぞ内水面」事業の成果報告会が令和3年2月9日、コロナ禍を配慮してWEBセミナー方式で開催された。同事業を実施した団体からの実施報告(講演録)は詳細にまとめられ、令和元年度、2年度ともにホームページからpdfデータで閲覧できる。
この事業の最終的な狙いは、成果が上がった取り組みを手本に全国展開していくことにある。
赤字運営が半数近いといわれる内水面漁協の運営において、ICTを活用した生産性が高い労働や、釣り人参加型の漁場管理は今後ますます重要視されていくことは間違いないだろう。
1・ 朱太川漁業協同組合(北海道)
資源量モニタリングに基づいた、種苗放流に頼らないアユ漁場維持の実践
2 ・朱鞠内湖淡水漁業協同組合(北海道)
釣果記録アプリを活用した釣り人ニーズと資源保全を両立させるための運用体制構築
3 ・秋田県内水面漁業協同組合連合会
内水面漁業は人だ! 〜スケールメリットを活かした組合員募集と働き方改革(事務クラウド化と Web 会議)〜
4 ・小田原市内水面漁業活性化協議会(神奈川県)
小田原市 2 漁協の連携した漁場管理・情報発信による釣り人・組合員の増加
5 ・動橋川漁業協同組合(石川県)
おとりアユ自販機が、動橋川を変える! 〜守れ友釣り文化、広がれ地域の輪〜
6 ・岐阜県漁業協同組合連合会
ICT を活用した生息状況把握システムによるカワウ対策の効率化
7 ・狩野川漁業協同組合(静岡県)
来たれ川漁師!! 友釣り発祥の地「狩野川」における内水面“漁業”の復活
8 ・京の川の恵みを活かす会(京都府)
川魚の魅力創造及び発信拠点創出事業
9 ・矢田川漁業協同組合(兵庫県)
川の恵みを分け合い、地域ぐるみで取り組む「清流あゆの里」づくり
10 ・和歌山県内水面漁業協同組合連合会
釣人・行政・漁協が連携して進める渓流釣場づくりと資源増殖 ~アマゴ ゾーニング管理推進と積極的釣人誘致~
11 ・仁淀川漁業協同組合(高知県)
仁淀川の資源にアクセスする仕組み作り 〜 ICT 技術で不便を便利に、人のチカラを価値に換える〜
やるぞ内水面活性化事業ホームページ →
http://www.fish-jfrca.jp/yaruzo.html
令和2年度 成果報告会 講演録 →
http://www.fish-jfrca.jp/pdf/yaruzo/R2seika_hokoku.pdf
(了)
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