大阪府泉北郡の忠岡漁港をダイバーが水中清掃。陸上の清掃も実施【日本釣振興会】

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日本釣振興会が忠岡漁港で行った水中清掃の様子
スタッフも多数参加し大規模な清掃作業となった

6月28日、公益財団法人 日本釣振興会大阪府支部主催の水中清掃が、大阪府泉北郡にある忠岡漁港で行われた。協力は忠岡漁業協同組合、NPO法人海未来、大阪釣具協同組合。

当日、スタッフは午前10時に現地に集合。朝から厳しい暑さの中での作業となった。

参加したスタッフは日釣振大阪府支部役員2名、大阪釣具協同組合から23名、JOFI大阪3名、一般参加が4名(子供1名)、事務局が2名の合計34名。ダイバーは12名と大規模な清掃となった。

日本釣振興会大阪府支部の橋本支部長
挨拶する日本釣振興会大阪府支部の橋本支部長

朝礼では、主催者の日釣振大阪府支部の橋本支部長から参加者や関係団体等へのお礼と、下記要旨の挨拶が述べられた。

「今日はとても多くの方がスタッフとして参加して頂きました。一般の方の参加もあります。日釣振は公益財団法人で放流活動や水辺環境の美化保全、釣りのルールや安全の啓発、釣り振興を行っている団体です。短い時間ですが、日差しも強いですし、くれぐれも事故のないようにお願いします」。 

その後、清掃の範囲や手順の説明が行われた。

ダイバーが潜水の準備をしている時間を利用して、陸上の清掃も行われた。陸上は目立ったゴミや釣り関係のゴミはほとんどなかったが、参加者は細かなゴミを拾っていった。

日本釣振興会が忠岡漁港で行った水中清掃の様子
陸上の清掃も行ったが大きなゴミなどはなかった

ダイバーは準備が出来ると、それぞれバディ(2名1組)を組んで次々と漁港内に入水した。清掃範囲は漁港内で監視艇も出され、安全に清掃が行われた。

当日の水温は25度前後で濁りがあり、海底にはヘドロが堆積しているため、ダイバーの視界も遮られる中での水中清掃となった。

日本釣振興会が忠岡漁港で行った水中清掃の様子
水中清掃の様子。ダイバーと連携を取りながら清掃を進める

ダイバーはミカン袋をもって清掃を行い、水中で回収したゴミをその袋に入れる。袋が一杯になると浮上し、陸上班に合図を行う。陸上班がカラビナのついたロープを降ろし、そのロープでゴミの入った袋を引き揚げるという流れだ。タイヤ等の大型のゴミは、そのままロープが下され、陸上班も数人がかりで引き揚げる場合もある。

ダイバーも時間をかけて水中清掃を行ったが、全体としては引き揚げられたゴミは少なかった。タイヤ、カバン、漁網、電動ドライバー、容器類、塩ビ管、空き缶、ペットボトルなどで約80㎏のゴミが引き揚げられた。

日本釣振興会が忠岡漁港で行った水中清掃の様子
海底から引き揚げられたゴミは分別し、計測も行われる。釣り関係のゴミはほとんど無かった

ゴミは分別と計量が行われ、収集場所にまとめられた。暑い中での作業だったが、昼過ぎには終了し解散となった。

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