釣具新聞の女性記者が休日に行った釣行の様子を、使ったアイテムや釣り場の紹介を交えてゆる~くお伝えする企画です。
今回は、美しいサンゴ礁の海に囲まれた島国・パラオで人生初のGTフィッシングに挑戦してきたお話です。
パラオは、日本から真南に約3000㎞に位置する、300以上の島からなる美しい島国です。そんなパラオで、釣り好きの夫と新婚旅行を楽しんできました。
私たちの旅の最大の目的は、GTフィッシング。パラオは美しい海に囲まれていることからダイバーに人気の国ですが、GTファンにも人気のスポットです。
パラオのGTフィッシングは、魚影が濃くよく釣れ、他のフィールドと比較すると小さい個体が多いため、ビッグゲームやGTゲーム初心者でも比較的気軽にチャレンジできます。
実際、私達夫婦もビッグゲーム自体が初挑戦でしたが、2日間で2人で合計7尾のGTをキャッチ出来ました。
また、日本人のガイドさんや日本語が通じるガイドさんがいたり、システムが確立しているので初めて海外にGT釣りに行かれる方に特にオススメ。
さらに、コロナ禍で約2~3年寝かせたフィールドでもあるので、昨年から釣果も好調だそうです。
そんな、「今、超熱いフィールド」であるパラオでの釣りの様子をゆるっと紹介していきます。
いざ、パラオへ。初めての海外遠征は、ツアー会社の利用がオススメ!
初の海外釣り遠征ということで不安も多かったのですが、今回は様々な国の海外釣り遠征をサポートしてくれるツアー会社「フリーライドアングラーズ」さんにお世話になりました。
ボートの手配や航空券・ホテルの手配等全てお任せし、「新婚旅行なので旅の前半は釣りをして安い宿に泊まって、後半はリゾートでゆっくりとしたい」等、細かい要望や、釣りや用意するタックルに関する細かい質問まで、丁寧に対応して頂きました。
担当者の方のアドバイスのもと必要な釣り具や持ち物、入国準備のオンライン手続きなどを済ませ、いよいよ旅行当日。関西国際空港を11時に出発し、グアム経由で約10時間かけてパラオに到着しました。
今は残念ながら日本からの直行便は無いパラオですが、成田空港からの直行チャーター便ツアーが開催されることもあるそうなので、要チェックです。
いよいよGTフィッシング初挑戦!緊張のファイトの結果…
いよいよ釣行1日目。今回お世話になったボートは、日本人の三浦貴史キャプテンが運営する「プラグイン」。
チャーター専門で、アングラーのレベルに合わせて楽しい釣りをしっかりサポートしてもらえます。レンタルタックルも完備されているので、道具が無い人や、「飛行機に大事なタックルを載せるのが心配…」という人も安心。私達もルアーやフック等は自分で準備し、ロッドとリールはレンタルしました。
また、GT以外にも、ライトタックルでカスミアジ、フエフキダイ、バラフエダイ、ハタ類等が狙え、とても楽しくてエキサイティングな釣りが出来ます。
当日7時半、宿泊していたホテルまで車でお迎えに来てもらい、いざ港へ。道具を準備したらいよいよ出船です。
この日のガイドは、日本語ペラペラなパラオ人のエリック。GTはもちろん、美味しい魚が大好きらしく、これはフライにしたら美味しい、これは焼いたら美味しい…など、釣る魚の食べ方を毎回教えてくれました(笑)
しばらく船を走らせポイントに着くと、実釣開始。「あの根を狙って」、「〇時方向に投げて」など的確な指示のもと、どんどん投げていきます。
投げ続けるさなか、夫の竿に初めて魚が掛かりました。落ち着いてファイトすると、真っ赤なバラフエダイがお目見え。記念すべきパラオ初魚となりました。その直後、私の竿にもバラフエダイがヒットし、2人ともとりあえずボウズは回避となりました。
その後、何度かGTのアタリはあるがなかなか乗らず…。
そして、慣れてきた頃合いに、ようやく夫がGTをゲット。約3㎏と小型ですが、記念すべきファーストGTです。
その後、休憩がてらランチタイムとなりました。釣りに限らず、パラオでダイビングやシュノーケリング等のツアーで出てくるランチは、日本風の「ベントー」の事が多いそうです。私達も船の上で、用意してもらった「ベントー」を堪能しました。
そして、お昼休憩後もひたすら投げ続け、午後3時頃、ようやく私の竿にもGTがヒット!
豪快なドラグ音にとても緊張しました。なんとかギンバルに竿を入れ、エリックの「竿立てすぎ!前出て!」という指示を聞きながら無我夢中で巻くこと数分。15㎏弱のカッコイイGTが顔を見せてくれました。
人生初GTが嬉しくて、しばらくニヤニヤが止まりませんでした(笑)
その後、ファイトが疲れたため、やや小さめのプラグに変更。サイズダウンが良かったのか、またもやヒット。今回は先ほどと同じサイズくらいのブラックGTが釣れました。
結局この日は、私が膝乗せサイズ(15㎏弱)2尾、夫が3㎏前後を2尾で納竿となりました。2人とも記念すべきファーストGTをゲットできたので、翌日はサイズアップを狙っていきます。
2日目はアウトリーフへ!念願のサイズアップなるか!?
この日のガイドは、日本人ガイドの三浦キャプテンです。
前日の釣果を聞き、三浦さんから「旦那さんは昨日小型しか釣れなかったから、タックルを強めにしようか?」と提案。体格やスキルに合わせてタックルを選んでくれます。
この日はエリアをインリーフからアウトリーフに変え、いざ出船。
前日は1日中キャストとファイトも頑張ったので、2人とも酷い筋肉痛。一投目からうめき声を上げながらのキャストになりました(笑)
ただ、釣りに熱中していくと筋肉痛の事も忘れ、三浦キャプテンの指示の下ひたすら投げ続けました。
パラオのGTは、メインのベイトはグルクンであること。また、ヒットのうち5割以上は着水から5アクション以内であることから、着水後にすぐルアーを泳がせることが重要だということ。いろんなことを教えてもらいながら、少し慣れてきたという事もあり、1日目よりも余裕を持って釣りを楽しめました。
そんな中、夫の竿にもやっと大型のGTがヒット。ファイトすること数分、15㎏弱のGTのキャッチに成功しました。
この日、夫はもう一尾膝乗せサイズを釣ったほか、まさかのライトゲーム中にも小型GTをゲット。私は残念ながらカスミアジしか釣れませんでしたが、2日間を通して、2人とも膝乗せサイズを含む7尾のGTを釣り上げ、大満足の釣行になりました。
2日間、初めてGTフィッシングを体験してみて、行く前は本当に私に釣れるのかな…と不安もありましたが、無事に釣れ、忘れられない釣行となりました。フィールドとタックルが自分に合っていたら、初めての女性でも挑戦出来る釣りだと実感しました。
釣り以外も魅力たっぷり。次の遠征はぜひパラオへ!
新婚旅行の4日目以降は、パラオの海とリゾートを大満喫。
シュノーケリングやサップをしたり、天然の泥パックが楽しめるミルキーウェイ、干潮時にしか現れないロングビーチに行ったりと、堪能しました。
日本からは、ダイビングやシュノーケリング、釣り以外にも、ハネムーナーはもちろん、家族連れや女子旅で訪れる人も多いです。親日国で気さくな方が多いので、観光や食事、ショッピングもしやすく、海外旅行が不慣れな人でも比較的気軽に行ける旅先です。
釣りはもちろん、旅先としてもとても魅力的なパラオ。ぜひ、次の遠征先の候補に入れてみてくださいね!
フリーライドアングラーズ公式サイト
https://www.worldfishing.co.jp/
プラグイン公式サイト
https://www.pluginpalau.net/
釣りタレントの井上直美さんとタレントのはらともさんも過去に「プラグイン」でGTフィッシングに挑戦。旅番組風で楽しめる動画です ↓↓
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