「子供の頃、ビニールハウスのパイプを釣竿代わりに…」。ミュージシャンの宮沢和史さん、釣りを語る【ロイヤルアングラー賞】

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宮沢和史さん
ミュージシャンの宮沢和史さん。「島唄」で知られる、THE BOOM(2014年解散)のヴォーカルだ

1月19日~21日の3日間、パシフィコ横浜にて「釣りフィスティバル2024inYokohama」が開催された。

19日(金)の15時からは、メインステージにて「ロイヤルアングラー賞2024」の表彰式が行われた。

今年のロイヤルアングラー賞は、ミュージシャンの宮沢和史さんが受賞。当日はステージで表彰式が行われた後、トークショーも行われた。

ロイヤルアングラー賞は、経済・文化・芸能・スポーツ等の各界で活躍し、釣りに対して造詣が深く趣味として愛好しており、釣り及び釣り文化の発展に寄与している人に与えられる賞。

一般社団法人日本釣用品工業会が毎年選出し、釣りフィスティバルを機に発表されているが、ステージでの表彰式は、今回が初めての開催となった。

宮沢和史さんのトークショーの様子
表彰式後のトークショーの様子。釣りについてたっぷりと語った

「釣りの上手さは関係ないんですよね?(笑)」受賞の喜び語る

司会による紹介の後、ステージに宮沢和史さんが登場。

日本釣用品工業会の大村会長から表彰状とトロフィーが授与され、記念撮影を行った。

表彰式の様子
表彰式の様子
大村会長と宮沢和史さん
日本釣用品工業会の大村会長と、宮沢和史さん

受賞時の心境について、宮沢さんは「この賞は、釣りの上手さは関係ないんですよね?(笑)あまり表彰されることもないので、照れくさい気持ちと、嬉しい気持ちでいっぱいです」と語った。

釣りを始めたキッカケについて聞かれると、「幼少期は内向的だったんですが、小学生の頃、友達に誘われて初めて釣りをしました。当時は竿が無かったので、親に黙ってビニールハウスを解体して、そのパイプを使って釣りをしました(笑)。釣れなかったんですけど、ものすごく楽しかったんです。そこから、釣りにのめり込みました。

その後、大人になって少し釣りからは離れていたのですが、プロの歌手になって全国を周るようになった時に、青森で久々に釣りをして、尺イワナが釣れたんです。それで釣り熱が蘇りました」と語った。

また、「釣りは環境に影響を与える趣味である一方で、釣り人だからこそ気づける自然や環境の変化があり、それを発信し、他の人に伝えていくのも釣り人の役割だと思います」と、釣りと環境問題に関する話も語られた。

宮沢和史さん
釣りについて語る宮沢和史さん。山梨県出身で、淡水を中心に釣りを楽しむ

溢れる釣り愛。デビュー時の思い出も語る

釣りの魅力に関して聞かれると、「音楽の世界に憧れてミュージシャンになりましたが、辛いこともたくさんあって、デビューの後1週間だけ休みをもらって、子供の頃に行った釣り場を、釣竿を持ってもう一度周ってみたんです。そしたら良いイワナが釣れて、感動して。こういう時間は大切だなと感じました。

目まぐるしく変わる人生の中で、疲れたり悩んだ時は、知っている景色の所へ行くと、自分を取り戻せます」と、過去のエピソードも明かされた。

宮沢和史さん
「仕事が大変でも、釣りとなると魚のことしか考えられない」と語る

最後に、これから釣りを始める人に向けて、「釣りの技術だけでなく、マナーを知っていて、経験があって、自然を愛する人に教わって釣りをするのがオススメです。初めての人は、ぜひそういう人と釣りに行ってください」というアドバイスを残し、トークショーは終了となった。

なお、日本釣用品工業会の公式ホームページでは、歴代のロイヤルアングラー賞受賞者も確認出来る。

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