釣具メーカーのヤマリアが2006年から取り組んでいる「アオリコミュニティ~アオリイカ産卵床設置支援プロジェクト~」。アオリイカの資源保護や増殖、漁業者などと協力することで、釣りに対する理解も高めてもらえる活動だ。

今回は、神奈川県三浦市三崎で毎年行われている「YAMARIA 自社産卵床」設置と、その後、実際にアオリイカの産卵が行われたのか? 時系列で紹介する。
5月5日、こどもの日にYAMARIA 自社産卵床を宮川沖に設置!
今年も神奈川県三浦市の「MIURA DIVE CENTER」に協力してもらい、三浦半島先端の東側となる宮川沖でボートからヤマリアの自社産卵床2基を投入。その後、ダイバーが海底で固定作業を行った。


昨年秋に、ヤマリアのオンラインショップにおいて、100名限定で販売した「ECOFLOW ヤマシタ オーガニックコットン ロングスリーブTシャツ」の売上の一部を、「アオリコミュニティ」活動の支援金として使用した。

購入者100名の名前(ニックネーム)を記載したボードを、産卵床に取り付け、設置された。
6月6日、たくさんのアオリイカの卵を確認!
設置から約1カ月が過ぎた6月6日、最初の潜水調査が行われた。

海の中に濁りはあったが、産卵床には白いアオリイカの卵が多く産み付けられている。支援者の名前を書いたボードも流されずに残り、卵と並ぶ光景が確認された。

6月12日の調査では水温が上がり、卵の数がさらに増加していた。産卵が順調に進む一方で、赤ちゃんイカの天敵となる小魚のネンブツダイが産卵床に集まる状況も観察された。
6月18日、産み付ける場所がないほと多くの卵。アオリイカのペアも多数確認
6月18日になると、自社産卵床での産卵はひと段落を迎えた。産み付けられた卵は黄色っぽく変化し、ふさの中でひとつひとつの形がわかるようになっている。

産卵床での産卵が終わると、周囲に広がる天然の海藻であるカジメの森に、新しい卵が次々と産み付けられはじめた。
ペアのアオリイカが集まり、メスがカジメの根元に潜り込んで産卵する姿が観察されている。

人の手で作られた産卵床だけでなく、自然環境にイカが集まり命がつながっていくのは本来あるべき姿と言える。6月24日の調査では産卵床の卵が茶色く変化し、ふ化に向けた準備が進んでいた。
7月15日、アオリイカの卵のハッチアウトが進む
7月1日、5月ごろに産み付けられた卵から、赤ちゃんイカがハッチアウト(ふ化)するようすが確認された。

海へ飛び出した赤ちゃんイカは、お腹に栄養の袋を抱えて泳ぎ出している。周辺のカジメ畑では50パイ以上のアオリイカが集結して産卵しており、多くの命が育つ状況となった。

ヤマリアのアオリコミュニティによる産卵床の設置は、アオリイカ資源回復や保護に確実に役立っている。
関連ページ → ヤマシタ・マリア(株式会社ヤマリア) | Fishing Tackle Brands | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト
関連ページ → アオリコミュニティ|YAMARIA Corporation|新しい釣りを提案する
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