
奥多摩漁業協同組合(大久保芳木組合長)と日本釣振興会ほかは8月4日、釣りを通じて自然に親しみ、釣りマナーを学ぶ「多摩川フィッシングフェスティバル2026in青梅」を東京都青梅市の多摩川で開催した。
毎年この時期に催される恒例の事業。小中学生30名とその保護者22名の合計52名が参加。清冽な清流に足を浸し、ピストン釣りやニジマスの掴み取りをして、夏休みの1日を楽しんだ。
初めての釣りでも簡単!ピストン釣りって?

会場は、青梅市大柳町にある釜の淵公園鮎美橋上流の多摩川河川敷。午前9時半からの釣り開始を前に奥多摩漁協、日本釣振興会のスタッフは魚とのふれあいを堪能してもらおうと、早朝から釣り道具の用意やニジマスを掴み取りするための簡易池づくりなどを行った。
午前8時半から受付が始まったが、子どもたちは川を目の前に待ちきれない様子。満面の笑みで、ピストン釣り用の竿と仕掛け、ライフジャケットなどを受け取った。

ピストン釣りとは、浅瀬に下流側を向いて立ち、短い延べ竿の竿先を水中に沈め、前後にリズミカルに動かして、オイカワやウグイなどの小魚を釣る方法。以前は、あんま釣りとも呼ばれていた。
エサは、川底の石の裏に張り付いているカゲロウやトビケラなどの川虫。釣り場で採取するのでエサを購入する必要はない。特別な知識も不要で、仕掛けもテグスと針というシンプルさ。
魚が掛かると、手に「クン」とアタリが直に伝わってくるので、未経験者でも簡単に魚釣りが味わえる。

いよいよ開会式。「たくさん釣れるように頑張ろう!」
午前9時から開会式となり、(株)ハヤブサの女性釣り人応援プロジェクト「隼華(ハヤカ)」の12期生・南るんさんがMCを務め、「今日は、ピストン釣りとマスの掴み取りで楽しんでくださいね。ピストン釣りって、どんな釣りなのか分かりますか?」と問い掛けを。
南さんは「川に入って、1mくらいの短い竿で川底を探ってウグイやオイカワを釣ります。楽しいですよ。たくさん釣れるように、皆さん頑張ってください!」とエールを送った。

主催者紹介では、奥多摩漁協の大久保組合長が「みなさん、今日はよろしくお願いします。お手伝いをしますので、たくさん釣って、たくさん楽しんでください」と挨拶した。
この後、当イベントでの遊漁券ではヤマメ・イワナ・アユ・ニジマスを釣ることができないため、掛かってしまった場合はリリースすること。川の中心部から先は深いため、対岸に向かって進まないことといった注意事項が南さんによって呼び掛けられた。
川に入って実釣開始!どんな魚が釣れるかな?

スケジュール説明、集合写真撮影後、参加者は流れに立ち込み、インストラクターの指導でいよいよ実釣開始。
この日は、数日来の猛暑とは打って変わって曇天で気温が上昇せず、水温も午前中で18度と素足で入るには冷たく感じるほど。それでも参加者たちは、オイカワやウグイ、カワムツとの出会いを求めて足を浸し、スタッフの教えを守りながら、竿を操作した。

一部の児童に管理釣り場での釣り経験はあったが、多くが初めての釣り体験。下流に伸び切った仕掛けを上げようとしたら、ウグイが掛かっていたり、大きな魚だと思ったら川底の藻だったりといったハプニングも。
エサの川虫を小さな針に付けるのがなかなか上手に出来ず、それでも時間が経過するにつれて「釣れた! 釣れた!」と子どもたちの歓声があちこちで上がった。

「初めての魚釣りだったけれど、面白かった」「魚がかかると、竿がブルブルと引っ張られて楽しかった」「また、やりたい」などといった声が聞かれた。
マス掴み取りに子供も大人も大興奮

水辺を網で仕切って作った簡易池に放流してのニジマスの掴み取りにも、子どもたちは大興奮。
小学1年生から中学生の学年別で行ったが、ニジマスは25㎝前後と大きく、両手を広げながらニジマスを追い掛ける子どもたちの姿に大人たちも笑顔。「頑張れ!」「こっちにいる!」と盛んな声援が送られた。【小島満也】
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