
キャンプとフィッシングの体験型アウトドア施設を展開する(株)キャンパーズアンドアングラーズは、6月30日(火)、北海道の黒松内町コミュニティ防災センターにおいて、特別講演会「北海道で一番美味しい鮎 朱太川」と題し、アユを活かした地域づくりの講演会を開催した。
同社は2024年に黒松内町、朱太川漁業協同組合、パタゴニア社と、朱太川の環境保全に関する包括連携協定を締結しており、今回の講演会はその一環として開催した。

講師には、日本友釣り会連盟会長・(株)つり人社会長の鈴木康友氏を迎えて開催。
参加者には黒松内町の鎌田満町長をはじめ、漁協関係者、観光関係者、黒松内町の住民など、約30名が集まり熱心に聴講。議論を深めた。
朱太川のアユを地域ブランドに
講演では、日本に生息するアユのDNA系統と地域性についてや、河川の特徴と歴史について説明。
朱太川のアユは2016年に開催された「第19回清流めぐり利き鮎会」においてグランプリを受賞した実績がある。現在も種苗放流に頼ることなく、産卵床造成など自然再生産を重視した資源保全の取り組みが長年継続されており、全国的にも先進的な河川として高く評価されている。
また、アユのブランド化が進んでいる事例として、岐阜県では長良川の「長良鮎」、和良川の「和良鮎」、宮下下流域の「飛騨のあばれ鮎」など、それぞれの地域が鮎をブランド化し、地域資源として観光や地域振興につなげている。
これらの事例から「全国トップクラスの評価を受ける朱太川のアユについても、今後は鮎料理や地域ブランドとしての活用など可能性を秘めている」と期待が寄せられた。

地域の魅力をさらに向上するには?アユルアーにも可能性
また、具体的なプロモーション事例として、「釣りイベントによる地域の賑わい創出」の手法や、メーカー・漁協などの巻き込み方などにも言及された他、ガイドサービスなど、新たな収益源の事例も紹介され、体験観光及びガイド事業の充実による、更なる魅力向上への可能性も示された。
ほか、釣り方の一例としてアユルアーの可能性にも触れ、参加者から「友釣りは初期費用が高いがルアーであれば、初心者でも始めやすい」、「従来型の友釣りを大切に、エリア区分しながら新しい釣り方との共存も可能では」など、肯定的な意見も寄せられた。
講演の結びとして鈴木は、黒松内町と朱太川漁協が、10年以上産卵床造成事業で天然鮎を守り育てる保全活動を行っていることを改めて評価。
そして、「その活動に賛同する多くの河川環境研究社や魚類の専門家の皆さんに支えられて、朱太川の天然鮎という素晴らしい資源が守られた。この価値は全国に誇れる地域資源で、官民一体となって朱太川のアユを未来に繋げていただきたい」と期待の言葉を寄せた。
【提供:株式会社キャンパーズアンドアングラーズ・編集:釣具新聞】
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