
公益財団法人 日本釣振興会では、豊かな水辺環境を次世代に残すための活動を行っている。
主な活動として、放流などの魚を増やす活動、釣り教室や大会の運営、釣り場の清掃や水中清掃などの水辺の環境活動などを実施。釣具業界のメーカーや小売店、卸業者などの会員企業が中心となり、全国の支部で精力的に活動が行われている。
2025年も多岐に渡る活動が行われた。主な実績は以下の通り。
魚を増やす活動

稚魚放流は、海水面では約31万5000尾を放流(ヒラメ、マコガレイ、クロダイ、マダイなど多魚種)。内水面では、ヤマメ、アマゴ、ニジマス、ウグイ、アユなどを7万9500尾、ヘラブナ4315㎏、ギンブナ360㎏。
そのほか、ヤマメ、アマゴ、ワカサギの発眼卵の放流も行っている。
また、魚が住みやすく、繁殖しやすい環境をつくるため、産卵床や魚道、漁礁の設置も行われている。

なお、全国各地の小売店の店頭に募金箱を設置して放流募金を募り、事業に活用している。
釣り場の環境を良くする活動
2025年は全国で30回の水中清掃を実施。ボランティアダイバー361名、陸上スタッフ438名が参加。合計3744㎏のゴミが回収された。

また、定期的な釣り場の清掃のほか、毎年10月第3日曜日に行われている全国一斉清掃デー「水辺感謝の日」には、70カ所の釣り場で清掃を実施。約3000人が参加した。

ルール・マナー、安全対策等の啓発活動
安全に釣りを楽しんでもらうため、釣り教室などでは救命具の無料貸し出しを実施。ほか、毎年学校や団体に救命具の寄贈を行っており、2025年には11団体に合計440着の救命具を寄贈した。
また、釣り場でのトラブルを防ぐため、マナー啓発看板の設置を行っているほか、マナー啓発用チラシやステッカー、ゴミ袋の配布も行っている。

釣りの普及活動・釣りイベントの開催
2025年は全国で80回以上の釣り体験教室を実施し、6000人以上に釣りを体験してもらった。

また、釣りイベントも全国各地で開催。大規模なイベントも複数行っており、特に福岡県芦屋町で行われた「福岡県ファミリーフィッシングinアクアシアン」には、約2000人が来場。
ほか、学校が苦手な生徒や養護施設の子供達を対象とした釣り体験教室も行われている。
また、22校の小中学校で「釣りを通じた環境学習」を実施。子どもたちが身近な水辺環境や生きものと触れ合い、命の大切さや自然との共生について学ぶカリキュラムで、計1391名の児童や生徒が参加した。
学校教育で釣りを通じて身近な環境を知り、体験し、考え、行動する子供達の育成に貢献している。

釣り場を増やすための活動・釣り場開放
日本釣振興会では、漁港における釣りの有効活用に協力。家族で安全に釣りを楽しめる釣り公園・施設などの設置や、現在は釣り禁止、立ち入り禁止になっている防波堤等の開放を各地の行政に働きかけている。
また、国交省では、地方創生に向けて港湾施設を観光資源として活用する取組みを進めている港湾を「釣り文化振興モデル港」として指定。
全国の21港が指定を受けており、日本釣振興会では、安全対策や釣りマナー教育に対する支援を行っている。

【個人会員募集中】釣り環境を次世代まで残していくために
日本釣振興会では、活動に賛同し、支援をしてもらえる個人会員を募集している。
会費は年間2000円で、公式ホームページで申し込みを受け付けている。
なお、個人会費は所属する支部の放流資金や釣り体験教室、釣り場清掃等の活動資金として活用される。
日本釣振興会では、「釣りの環境を次世代まで残していくためにご協力をお願いいたします」としている。
詳細・入会申し込みは、日本釣振興会公式ホームページまで。
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