フィッシングブランドのDAIWA(ダイワ)を展開するグローブライド株式会社(東京都東久留米市本社・鈴木一成社長)は、2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)決算短信を発表した。
それによると、第3四半期の連結売上高は936億7700万円(前年比24.2%増)、営業利益は115億2000万円(前年比62%増)、経常利益は118億7100万円(前年比71.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は88億5600万円(前年比89.4%増)となった。
グローブライドの発表によると、第3四半期の国内経済は、一時的に回復の兆しが見られたが年末には新たな変異株の確認など、再び先行き不透明となり、消費者心理も冷え込んだ。海外では欧米の個人商品は回復傾向が続いた一方で、東南アジア諸国では回復が遅れ二極化した。
そのような中、一部の工場における一時的な生産調整や国際的な物流の逼迫などにより、一部製品の供給に遅れが生じたが、同社グループが属するアウトドア・スポーツ・レジャー業界の市況は堅調に推移し、フィッシングなどの分野がこれからの時代にマッチしたアクティビティとして支持をもらったとしている。
また業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせも発表された。
発表によると、2022年3月期通期の売上高予想は1200億円(前回発表予想は1170億円)となっている。
また、配当予想の修正も行われた。前回予想では期末配当は20円だったが、今回修正予想では25円と発表された。株式分割を考慮しない場合の2022年3月期(予想)の1株当たりの配当金は50円となり、年間配当金合計は90円となる。
グローブライドでは「新・中期経営計画2023」について、連結営業利益、1株当たり配当金において、2年前倒しで最終年度の到達目標を達成できる見通しである事から、改めて成長戦力を加速すべく計画の見直しを行っているとしている。
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