10月24日、大阪北港の舞洲緑地C護岸で「ファミリー海釣り大会2021」が開催された。主催は(公財)日本釣振興会大阪府支部、後援は大阪釣具協同組合、協力は大阪府釣り団体協議会・大阪府釣りインストラクター連絡機構。
このイベントは市民による水辺利用の促進や、ジュニア・シニアを対象に釣り体験教室を開催し、大阪湾の自然環境保持の大切さを学習し、魚釣りのマナー向上も目指すという目的で開催されている。
毎年10月に開催されているが、昨年は中止のため2年振りの開催となった。
参加者は大人52名、子供40名の合計92名。児童養護施設の招待も行った。コロナ対策のため例年より人数を絞っての開催となった。
当日は晴れ。早朝は冷え込んだが日が昇ると汗ばむほどの陽気となった。
受付は午前7時から始められ、参加者は受付を済ませて釣り場へ向かう。早くから会場に来て釣りをしている参加者もいた。受付では検温も行われた。
当日の釣果は、明け方はサビキでイワシ、アジ、サバなどが釣れていたが、明るくなるとイワシがパラパラと釣れる程度で、全体的には厳しい釣果となった。
途中、スタッフが参加者に釣りを教えた他、招待した施設の子供たちに釣り教室を行った。
日本釣振興会のライフジャケットを着用した子供たちは、釣り方を教わりながら、楽しそうに釣りをしていた。
当日は、日釣振の「水辺感謝の日」清掃も行われた。
参加者には事前にゴミ袋を渡し、ゴミを回収してもらった。スタッフは舞洲の常吉大橋と夢舞大橋に分かれ、それぞれ一斉に清掃を行った。
常吉大橋、夢舞大橋のどちらもゴミが非常に多く、釣り人が出したと思われるゴミもあった。
スタッフは懸命に清掃を行ったが、全てを拾い切るのは難しいほどの量があった。秋の釣りシーズンに入り、釣り人も多く訪れていたと思われるが、一層のマナー啓発が必要だ。
また、大会会場である舞洲のC護岸では大阪湾の水中調査も行われた。
午前11時から検寸が開始された。
毎回、この大会は当日釣れている魚や釣れ具合を確認して賞を決める。今回はイワシの部、サバの部、アジの部、他魚の部が設けられ、全て1尾長寸で競われた。イワシやアジの部も僅差での争いとなった。
正午より表彰式と閉会式が行われた。
最初に主催者である日釣振大阪府支部の橋本支部長より日釣振の活動紹介や「今後も釣りを楽しんで頂くためにも、ルール・マナーを守って下さい」と呼びかけられた。次に大阪府釣り団体協議会の倉田会長からも挨拶が行われた。
その後、表彰式が行われた。それぞれ優勝者にはトロフィーも手渡された。入賞以外の参加者全員にも抽選で賞品が贈られ、盛況の内に終了となった。