泉大津フェニックスに釣り公園設置目指す。「海釣り体験イベント」で安全性や釣果を確認

スペシャル ニュース
泉大津フェニックス
泉大津フェニックスは全体で約200ヘクタールある埋立地。普段は立ち入り禁止となっている(2019年撮影)

大阪府泉大津市にある広大な埋立地「泉大津フェニックス」。ベイエリアの有効利用として、官民連携で「釣り公園設置」目指す

 2020年11月1日、大阪府泉大津市にある泉大津フェニックスで、「泉大津フェニックス海釣り体験イベント」が開催された。

 この体験イベントは昨年に続いて開催されており、今回で3回目となる。本来なら2020年10月24日にも開催予定だったが、強風のため中止となった。

泉大津フェニックスで行われた海釣り体験イベントの様子
子供からシニアまで幅広い年齢層の参加者となった。安全対策も万全だった

 泉大津フェニックスは全体で約200ヘクタールという広大な埋立地だ。しかし、その中にある多目的広場と多目的緑地は、特定のイベント等が行われる時以外は活用されておらず、普段は立ち入りが禁止されている。

 泉大津市では、ベイエリアの有効利用の一環として、この埋立地のどこかに「海釣り公園」の設置を目指しており、昨年から社会実験として「海釣り体験イベント」を開催している。

 実際に釣りをしてもらい、安全に釣りが楽しめるのか、どのような魚が釣れるのか、釣り人のニーズはどういった事があるか等が検証されている。

今年は夕方から夜に掛けての釣り大会。安全性や釣果を確認

 昨年は午前6時から午前11時と朝の間に「海釣り体験イベント」が行われたが、今年は夕方4時から夜8時まで実施された。夜間も安全に釣りが出来るのか、どのような魚が釣れるのか等を把握するのが主な目的だ。

伊丹章氏
釣りのテレビ番組の司会等を務める伊丹章さんも登場し、イベントを盛り上げた
参加者のライフジャケットを点検するスタッフ
参加者全員にライフジャケットを着用してもらうなど、安全対策がしっかり取られていた

 この事業には当初から、(株)フィッシングマックス(兵庫県芦屋市本社・吉田学社長)が協力している。当日も、フィッシングマックスのスタッフをはじめ、釣り具メーカー等、釣りの関係者が協力に訪れていた。

 当日の天候は曇り後晴れで無風。日が暮れても冷え込みがなく、ファミリー等にとっても非常に釣りがしやすい状況だった。参加者は泉大津市を中心に大阪府内外在住の44組83名。男女とも小さい子供からお年よりまで幅広い年齢層の参加者となった。

 釣り場は、マリーナ用地という事もあり、足場もよく家族連れでも安心して釣りが楽しめる場所だ。参加者全員にライフジャケットを着用してもらう事はもちろん、投光器など照明の設置、浮き輪、梯子、AEDの設置や看護師の配置など、安全対策も万全で行われた。また、コロナ対策もしっかり行われていた。

泉大津フェニックスで行われた海釣り体験イベントの様子
「海釣り体験イベント」が行われたのは泉大津フェニックスのマリーナ用地。足場も非常に良い
泉大津フェニックスで行われた海釣り体験イベントの様子
場所によってはサビキでイワシが連発。子供でも釣りが楽しみやすい場所だ
泉大津フェニックスで行われた海釣り体験イベントの様子
夕方から夜に掛けてのイベントのため、投光器やライトが複数設置されていた
泉大津フェニックスで行われた海釣り体験イベントの様子
メバルが釣れて喜ぶ参加者。夜間でも安全に釣りを楽しんでいた
泉大津フェニックスで行われた海釣り体験イベントの釣果
当日の釣果の一部。イワシ、アジ、サバ、メバル等が釣れていた

 当日の釣果はイワシ、アジ、サバ、メバル等が釣れていた。途中に帰る人も少なく、夜景を見ながら参加者は釣りを楽しんでいた。

 夜間でもヘッドライトや懐中電灯等、適量の明かりがあれば、安全に釣りが出来る場所という印象を受けた。

 参加者に話を聞くと「ここは子供も釣りがすごくしやすいです。トイレもあって助かります。あまり色々な釣りをした事がないのですが、釣りを教えてくれる人がいると、すごく助かります」と話していた。

 次にフィッシングマックスの担当者に話を聞くと「特に今年は店舗にも初めて釣りをしたいという方が大勢来られています。このイベントも2日間とも定員を超える応募があり、釣りへの関心は高まっていると思います。

 釣り人の方々が安心して釣りが楽しめる場所が増えるよう、我々は今後も全力で協力していきたいと思います」と話していた。

泉大津市の南出市長にインタビュー。「大阪万博までに必ず釣り公園を実現させたい」

泉大津市の南出賢一市長
泉大津市の南出賢一市長。釣りも趣味の1つだ

 最後に、今回のイベントや釣り公園設置について、泉大津市の南出賢一市長に話を伺った。

 「釣り公園設置の実現に向け、1年目に社会実験をして、何が課題かという事も明確になってきていると思います。施設の整備に向けて、どういった事が必要なのかをしっかりと見極めて、大阪万博までには必ず実現させるという強い思いで進めています。

 釣り公園が出来れば、泉大津市民はもちろん、釣りが好きで、よくここに訪れて頂いている方達にも整備された空間で釣りを楽しんで頂けたらと思っています。

 この泉大津フェニックスですが、今でも不法侵入が多く、ゴミもちらかっているという現状があります。そういう問題も全て解決できる仕組みを作っていきたいと思っています。

 こういった事業は我々だけで出来ません。大阪府や漁業関係者、釣り関係者の方々など色々な方に力添えを頂かなければ実現できません。

 泉大津フェニックスのどこに釣り公園を設置するのかも様々な調整が必要です。しかし、関係する方々とはしっかりコミュニケーションが取れていますし、今日のような社会実験も重ねていきながら、方向性を定めていきたいと思います。

 また、ここは大津川の河口になるのですが、自然科学の力を活用して、豊かな生態系を取り戻す活動も進めていければと考えております」

全国的に釣りを通じた地域振興が拡がる。一方で釣り人のマナーやモラル向上も必要

 釣りを活用して地域の賑わい作りを行う流れは全国に広がっている。また、事故やトラブルが起きにくい、安全・安心して釣りを楽しめる場所を増やしていく事は非常に重要だ。

 釣り人へのマナー啓発に一層力を入れていくと同時に、こういった事業に釣り界を挙げてぜひ協力していきたい。

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