
公益財団法人 日本釣振興会が実施している「釣りを通じた環境学習」。子供たちが釣りなどを通じて、身近な水辺環境や生き物と触れ合い、命の大切さや自然との共生について学ぶカリキュラムだ。主に小学生を対象に教室や体育館での座学と近隣の釣り場などでのフィールドワークが行われる。
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今年も各地で実施されているが、兵庫県では6月から7月にかけ、丹波市立黒井小学校の3年生を対象に総合学習として「釣りを通じた環境学習」が実施された。この学習は地元企業である(株)ささめ針が中心となり運営された。

まず、6月18日には、ささめ針の中川明彦専務が講師となり座学が行われた。授業では丹波市に生息している生物や日本の海で釣れる身近な魚を紹介。ほか日本の海で釣れる身近な魚としてマダイ、ブリ、アジ、カンパチなど、子供も好きな寿司のネタと合わせて、楽しみながら学べる内容となっていた。
また、小学校の近隣を流れる黒井川の歴史が説明された。黒井川では昭和58年の台風10号による氾濫で、近隣の多くの家屋が浸水被害に遭う災害が発生した。そのため河川改修として川幅の拡張や護岸工事が行われた。

その際、黒井川に生息する生き物にも配慮された工事が行われているが、実際に魚などが生息しているのか、現地で釣りをして調べることになり、子供たちも大いに盛り上がっていた。
釣りをする際に大切なことは、水辺に行く時は1人では行かないこと。また危険もあるためライフジャケットを着用することなど、水辺の安全対策も説明され、授業は終了した。
体育館で「マイ竹竿」作り。釣りゲームも実施!

6月25日には体育館で、竹竿作りが行われた。黒井小学校で行われている「釣り環境学習」のユニークな点は、フィールドワークで生徒が使う釣竿を、自分たちで作ることだ。地元自治会の協力で小学校近隣に生えている竹が事前に伐採され、その竹を使って子供たちが自分で釣竿に仕上げる「マイ竹竿」を作る授業だ。

当日は、ささめ針から9名のスタッフが小学校を訪れ、子供たちと一緒に釣竿製作を行った。体育館で子供たちは5つの班に分けられ、作業が行われた。まず、怪我に注意しながら枝をニッパーなどで切断した。また、釣竿として適当な長さになるよう、竹自体も必要な場合はノコギリ等で切断された。

その後、ビニールテープでグリップを作ったほか、色々なカラーのテープも用意されており、子供たちは自分の釣竿のデコレーションを行った。穂先や竹の節の部分にカラーのテープを巻く子供もおり、見た目がオシャレな釣竿も出来ていた。最後に竿先にPEラインで作った輪が取り付けられ、完成となった。

本来なら、そのまま黒井川に移動して実釣を行う予定だったが、当日は大雨の影響で黒井川が増水していることなどから、体育館でぬいぐるみの魚を釣り上げる、魚釣りゲームが行われた。黒井川でのフィールドワークは子供たちも楽しみにしていることから、日程が調整され後日行われた。

また、当日は救命胴衣の着用方法の講義や、膨脹式救命胴衣を実際に膨らませるデモンストレーションも行われ、子供たちも水辺の安全を楽しみながら学んだ。子供たちは最後に、ささめ針のスタッフにお礼を述べ、この日は終了した。






