
「つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業」(以下、LOVE BLUE事業)とは、一般社団法人 日本釣用品工業会と公益財団法人 日本釣振興会が行っている、水辺の環境保全と資源回復を目指す事業だ。
「水辺をキレイに」、「サカナを守ろう」、「フィールドを広げよう」の3つを優先事項とし活動しており、釣り人のマナー向上活動にも取り組んでいる。

釣り人であれば、釣具のパッケージなどで一度は目にしたことがあるであろう「サカナマーク」だが、これはLOVE BLUE事業の象徴で、消費者がマーク付きの商品を購入すると、1個につき最大20円が寄付される仕組みとなっている。
集まった資金は、全国での清掃活動や稚魚の放流など、釣り場環境の保全や水産資源の保護活動に使われている。
同事業では、2025年度の事業報告書を公開。今回は、その一部を紹介する。
(一社)日本釣用品工業会の事業実績

豊かな水辺を守る活動の柱としてプロダイバーによる水中清掃を実施。2025年度は全国35カ所で計146日間の清掃活動を行った。
陸上清掃においては「LOVE BLUE助成」を通じて環境保全に取り組むNPO・NGO等を支援し、10団体への支援を実施。計6330名が参加した。
放流事業においては、海水面へは5魚種で計37万4143尾の放流を実施。また、内水面へは全国の公設・公営釣り場へのヘラブナ放流を行い、14地区で合計1624㎏を放流した。


また、ワカサギ釣り場の拡大支援では、栃木県鬼怒川漁業協同組合へ支援を実施した。
釣りマナーの広報活動としては、全国の釣具店等へ計1438枚の啓発ポスターを配布。
さらに釣りフェス等のイベントに出展し、1892名からアンケートの回答を得るなど、事業の認知度向上と啓発に努めた。

(公財)日本釣振興会の事業実績
環境保全と資源増殖を目的とした産卵床・魚道設置を全国9カ所で実施。
海水温の上昇によってアオリイカが産卵する海藻が激減しているため、手作りの産卵床を設置。また、埼玉県ではコイ・オイカワの産卵床を設置。京都府の鴨川ではアユの魚道も設置された。

LOVE BLUEの受託事業として、水中清掃を計15回実施。ボランティアダイバー211名、船・陸上のスタッフ225名の合計436名が参加した。

放流事業については、地元の小売店や釣り人の協力を得て、稚魚や成魚を15万7404尾+2544㎏放流(魚種や活動場所によって尾数換算の場合と重量換算の場合がある)。
また、アマゴやヤマメの発眼卵17万7455粒の放流を実施した。

釣り場環境の保全と安全啓発を目的としたマナー看板の設置も進め、合計66枚を設置。

さらに防波堤開放・釣り人拡大の取り組みとして、釣りによるインバウンド効果が期待される長崎県対馬市の比田勝漁港に筏や梯子等を寄贈した。
また、「釣りあそびジャーナル」に全国海釣り施設完全ガイドを掲載し、初心者への普及活動を強化した。
釣具メーカーなど359の企業・団体が加入
つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業には、2026年3月31日時点で359の企業・団体が参加。
今後も「LOVE BLUE~地球の未来を~」を合言葉に、釣り環境を守るための様々な活動を行っていく。
【提供:日本釣用品工業会・編集:釣具新聞】
LOVE BLUE事業についての詳細は、公式ホームページまで。
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