
4月4~5日の2日間、東北最大級の総合フィッシングイベント「フィッシングショーin東北」が宮城県仙台市の「夢メッセみやぎ」で開催された。来場者数は2日間で合計1万1000人(純人数)を超え、東北の釣り人を大いに盛り上げるショーとなった。
「2026フィッシングショーin東北」の主催は釣具のキャスティングを運営する(株)ワールドスポーツ。後援は日本釣振興会東北地区支部。

このショーは、当初「ルアーフェスタin仙台」として2015年から同会場で開催されていたが、2019年から展示面積も拡大し総合フィッシングショーとして名称も「フィッシングショーin東北」とした。その後、コロナ禍をはさみ5年ぶりに2024年に2回目を開催。そして、今年、フィッシングショーin東北としては3回目の開催となった。
出展社数も140社と前回から大幅に増加。来場者数も2日間で1万1000人超(前回比110%)と過去最高の来場者数となり、大盛況のフィッシングショーとなった。

人気メーカーの新製品が多数展示。限定品販売も大人気
期間中の天候は初日の昼過ぎは曇りのち雨、2日目は曇りだが気温が上がった。天候に恵まれたわけではなかったが、両日とも早朝から会場の外まで入場待ちの列が続いた。9時に開場したが、入場待ちの列が解消するのに1時間ほどかかるなど、このショーを楽しみにしていた熱いファンが多いことがうかがえた。
会場は展示ホール全面が使用され、会場全体に多くのメーカーブースが設けられていた。ジャンルを見ると全体的にはルアー関係が多く、特にソルトルアーが多い印象だった。

ほかバス、トラウトなどを展示するブースもあった。ソルトではシーバス、アジ、メバル、エギング、タイラバ、ジギングなどが中心だった。
アパレル、小物類、車関係など様々なジャンルのブースがあった。ダイワやがまかつはアユ竿も展示していた。アユのトッププロも来場しており、ルアーだけでなく、いろいろな釣りのジャンルが楽しめるショーとなっていた。

ブースの中でもレイドジャパン、デュオ、アピア、ブルーブルー、エックスブレイド、キャスティングなどは開場後すぐに長蛇の列が出来ていた。
各ブースでは、オリジナルカラーのルアーなど限定品販売や、話題の新製品が数多く展示されていた。来場者も実際に商品を触って確かめることが出来たほか、新たな商品を知る良い機会にもなっていた。


ステージにはハリウッドザコシショウやさかなクンも登場!
また、多くの有名アングラーも来場しているほか、インフルエンサーの出展、ステージイベントなど来場者を楽しませるイベントも目白押しとなっていた。
特に初日にはステージにハリウッドザコシショウが登場。さらに2日目にはさかなクンのステージがあるなど、ステージの周りにはこれまでにないほど大勢の来場者が集まっていた。




ほか屋外コーナーでは、多くのキッチンカーやふわふわエアー遊具が設置。さらに、特設プールで「銀ザケ釣り体験」も行われた。ここでは銀ザケと伊達いわなが放流され、家族も釣りを楽しんでいた。子供連れでも楽しめる企画が満載のショーとなっていた。


来場者は小さな子供を連れた人も多く、全体的に若い人が多い印象だった。地元仙台はもちろんだが、車で来場する人が多いこともあってか、東北の広い範囲から会場を訪れていた。チケットを持っている人先着1500人が参加できる大抽選会やキッズコーナーなどもあった。

来場者から「毎年やって欲しい」と大人気
山形から来たある来場者に聞くと「前回も来ました。シーバスが好きなのですが、すごく楽しかったです。会いたいプロと話しができましたし、ロッドやリールもこれだけいろいろ触れる場所はないので良かったです。毎年やってほしいと思います」と話し、ショーに満足していたようだ。

また、出展社に聞くと「お客様がたくさん来られていますし満足です。東北地方の方に弊社の商品やブランドがどれだけ認知されているのかを知る意味でも良い機会となりました。思っていた以上に東北で弊社の商品を使って頂いている方も多いと感じましたので、今後力を入れていきたいと思います」と話していた。
復興への想いから始まったフィッシングショー。趣味の世界でリアルなコミュニケーションは重要

最後に主催者であるワールドスポーツの古川尚人社長に話を伺った。
「もともと東日本大震災が起きてしまい、東北の復興の応援や釣り人にも元気になって頂きたいという思いで、このショーはスタートしました。途中にフィッシングショーin東北として総合ショーになりましたが、当初のショーから数えると6回目の開催となります。今でも震災で行方不明の方や福島では仮設住宅もあり、厳しい環境もありますから、お見舞いの意味も含めてこのイベントを皆で成功させようという話を朝礼でもさせて頂きました。
リアルなイベントで商品を見て触って、確かな情報をメーカーさんから聞きたいというニーズはあります。世の中はネットやAI社会とも言われますが、その中でもリアルなイベントの価値やお客様のニーズがありますから、こういった大きなイベントだけでなく、店舗でのリアルイベントにもメーカーさんと協力して力を入れていきたいと思います。
釣りは趣味ですから、ネットでも調べることはできますが、やはり実際の情報が聞きたいと思われる人は多いです。ですからリアルな店舗でお客様とのコミュニケーションを強くしていくということは業界にとっても大切だと思います。もちろんネットの利便性も大切ですが、リアルなお客様とのコミュニケーションを大切にすることが、趣味性の高いジャンルにおいては非常に大事だと思います。
今回は有名な芸能人やテスターさんにも多く来て頂きました。お客様にせっかく来て頂くのですから、ぜひ楽しんで頂きたいと思い準備を行ってきました。特設プールの銀ザケも釣って頂き、楽しんでもらえたと思います。
我々は、企業理念として、『釣りがつなぐ笑顔の先へ…』を掲げています。メーカーさんが作られた商品にどうやって付加価値を付けて販売するのか。そういったことに今後も取り組んでいきます。ECも上手く利用しつつ、リアルなイベントも強化していきたいと思います。釣りは外遊びですから、これからもリアルな体験が大事だと思います。次回は2年後の予定です。今後もご協力をお願い致します」。
東北の釣り人や市場を大いに活気づける、素晴らしいショーになっていた。今年の市況にも期待が持てそうだ。
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