「命を守る」ライフジャケットの重要性伝える。日本釣用品工業会が「こども霞が関見学デー」で講習会。着用体験も

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こども霞が関見学デーのスタッフ
左から日本釣用品工業会の柿沼清英氏、消費者庁の藤本和裕氏、中尾友哉氏、高階救命器具の亀井祐樹氏、消費者庁の尾崎裕子氏、マルキユーの戸井田祐一氏。中央は消費者庁マスコットの「いややん」

一般社団法人日本釣用品工業会規格・安全委員会 ライフジャケット安全・啓発ワーキンググループ(以下、LJWG。友繁淳史リーダー)では、これまで、釣具業界統一で取り組む、国土交通省型式承認品(桜マーク)ライフジャケット及び日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品(CS・JCIマーク)ライフジャケット(固型式)の推奨に加え、業界統一ポスターや業界統一タグ、ライフジャケット推奨表の作成を進めてきました。

ライフジャケット普及啓発ポスター
日本釣用品工業会のライフジャケット普及啓発ポスター
ライフジャケット推奨表
日本釣用品工業会が作成したライフジャケット推奨表

一方で、日本釣用品工業会主催の「釣りフェスティバル」では、国土交通省型式承認品膨脹式ライフジャケットの無償点検・自主点検講習会や、国土交通省海事局、海上保安庁等の関係機関と連携したライフジャケットの普及啓発等、あらゆる機会を通じて、水辺の水難事故防止に対する活動を積極的に取り組んで参りました。

今年行われた釣りフェスティバルでのライフジャケット無償点検ブース
今年行われた釣りフェスティバルでのライフジャケット無償点検ブース。毎回多くの人が訪れる

過去にも消費者庁では、2021年7月7日(水)、消費者庁長官より、「もうすぐ夏本番!外出先での子どもの水の事故に御注意ください!」というリリースと記者会見が開かれ、その際にご協力の依頼を受け、資料中のライフジャケット記載、記者会見当日にライフジャケットの展示を行いました。

そこからのご縁を賜り、今回、消費者庁消費者安全課から、「こども霞が関見学デー」の中で、ライフジャケット着用の重要性の説明と着用体験の実施について、日本釣用品工業会にご協力いただきたいとご要望を頂きました。

ライフジャケットについて楽しく解説。メモを取る保護者の姿も…

「こども霞が関見学デー」は、霞が関に所在する各府省庁等が連携し、業務説明や展示等を行うことにより、夏休み期間中に子どもたちに広く社会を知ってもらうこと、政府の施策に対する理解を深めてもらうこと、活動参加を通じて親子の触れ合いを深めてもらうことを目的としたイベントです。

当会のLJWGでは、ワーキンググループ全メンバー企業のご協力を得て、実施をさせて頂きました。

当日は3歳から小学校6年生までの子どもが1回目は12名、2回目は14名ご参加頂き、当会の第一事業部長・柿沼清英より、ライフジャケットをなぜ着用するのか、ライフジャケットの役割、着用のポイントについて、楽しく分かりやすく説明致しました。

ライフジャケットの講習会の様子
参加者の親子に向け、ライフジャケットにつて分かりやすく説明する日本釣用品工業会の柿沼清英氏

保護者様に向けては、信頼あるライフジャケットの目印として、公的第三者機関の性能検査・検定の証である、国土交通省型式承認品の桜マークと、日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品であるCSマークを目安にお選び頂くことが大切であることを説明致しました。

説明終了後、LJWGから、マルキユー株式会社の戸井田祐一様、高階救命器具の亀井祐樹様にもお手伝いただいて、ご参加頂いた子どもたちに実際にライフジャケットを着用してもらう体験を実施し、全ての子どもたちに着用していただきました。

ライフジャケットの着用体験の様子
ライジャケ着用体験の様子。保護者もメモを取るなど真剣な様子だった

その際には、保護者の方も実際に着用方法などを学んでいただきました。説明中にはメモを取られていたり、終了後にマークの写真を撮られて帰る保護者の方もおり、ライフジャケットの大切さを認識していただくことが出来ました。

LJWGでは、今後も関係官庁や関係団体等としっかりと連携しながら、信頼あるライフジャケットの普及啓発活動に努めて参ります。

【提供:日本釣用品工業会・編集:釣具新聞】

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