8月2日、東京都青梅市の釜の淵公園河川敷で「多摩川フィッシングフェスティバル2022」の第1会場が行われた。主催は公益財団法人日本釣振興会。
「多摩川フィッシングフェスティバル」は、都市部を流れる一級河川でありながら、護岸化されていない部分も多く、自然豊かな河川である多摩川を、釣りを通じて広く知ってもらう事。同時にゴミの持ち帰りや釣りマナーの普及啓発に繋げていくために毎年開催されている。
今年は第1会場の釜の淵公園(多摩川上流)と、9月4に開催される神奈川県の殿町第2公園先の第2会場(多摩川下流)の2カ所で開催される。ただし、両会場とも参加の応募は既に締め切られている。
当日は夏らしい晴天に恵まれた。新型コロナ感染拡大防止対策も万全に行われ、参加者に釣りの楽しさや多摩川の自然を体感してもらった。
今回参加したのは中学生以下40名、大人36名の合計76名(同行者含む)。安全を第一に釣り教室がスタートした。
釣り方は「ピストン釣り」だ。ピストン釣りは川に入り、竿を押して引いてを繰り返すだけでオイカワ等が釣れる釣り方だ。仕掛けもシンプルで、初心者でも簡単に釣りを楽しむ事が出来る。
川に入るため、流れの緩い場所で、全員ライフジャケットを着用して行われた。
釣り方はスタッフが参加者に丁寧に教えていった。釣り初心者や釣りが全く初めての人が多いが、そういった人にもこの釣りは最適だ。川虫をエサに単純な動作を繰り返すと、ウグイなどが次々とヒットし、大歓声が上がった。
途中、ニジマスのつかみ取りも行われ、子供たちで大いに盛り上がった。
参加者は身近な川で手軽に楽しめる釣りと、多摩川の豊かな自然を十分に体験し、盛況の内にイベントは終了となった。