ヤマリアが2006年より実施している「アオリコミュニティ~アオリイカ産卵床設置支援プロジェクト~」。アオリイカの資源を増やすことや、漁業者などと協力することで、釣りに対する理解度を増やしてもらうこと等を目的に活動が続けられている。

具体的な活動内容は、アオリイカ産卵床の設置を行う団体への支援活動や寄付、またヤマリア独自でも産卵床の設置を行っている。
アオリコミュニティの活動の輪は年々拡がっており、2026年度は鹿児島、神奈川、静岡、千葉、高知、兵庫、長崎、和歌山など全国約30カ所で産卵床設置の支援が行われる予定だ。毎年アオリイカが産卵する4月、5月に集中して産卵床が設置され、すでに多くの箇所で実施済みとなってる。
平磯海づり公園ではヤマリアスタッフ2名が参加。産卵床の設置作業スタート!

5月15日、神戸市垂水区にある「平磯海づり公園」でもアオリコミュニティが行われた。平磯海づり公園は関西でも屈指の人気を誇る釣り公園だ。アオリコミュニティも初期から行われている場所だ。

当日は好天に恵まれ、平磯海づり公園のスタッフと、ヤマリア大阪営業所の2名も参加。午前8時半頃から設置作業が行われた。
今回、産卵床になるのは笹だ。例年は公園内に植えられているウバメガシ等を採用するが、今年は平磯海づり公園を運営する一般財団法人神戸農政公社のグループ内から笹の提供があり、それを使用することとなった。

船に積み込み沖へ投入。笹9束分の産卵床
産卵床の設置は、この笹を束にして縛り、オモリとなるコンクリートブロックにロープで結ぶ。救助艇で沖まで運び、海中に投入するという流れだ。今回は笹が9束用意された。

最初にヤマリアスタッフは手分けして用意された笹とコンクリートブロックを手分けして救助艇に積み込んだ。

今回は笹で軽いため、オモリとなるコンクリートブロックは例年より多く用意された。

積み込みが終了すると、船の上で笹の束とロープを縛り、救助艇はゆっくりと沖に向けて移動した。

そして最初のポイントに到着。釣台からおよそ30m沖の場所で、平磯海づり公園のスタッフとヤマリアのスタッフは笹の束を海に投入。産卵床はゆっくりと沈んでいった。

2つ目のポイントに移動する前に、残りの笹の束とスタッフも入れ替わり、再度作業が行われた。

最初のポイントから西側に移動し、同じく釣台から30mほど沖に、産卵床を投入した。

今年の平磯海づり公園のアオリコミュニティも、無事に終了した。
参加したヤマリア大阪営業所の新田氏は「微力ながらアオリイカの資源回復に貢献できればと思い作業をしました。私達は仕事がら、釣る方がメインになりがちなので、こういった資源保護の活動も大事にしていきたいと思っています」と話していた。
アオリコミュニティは当園にとっても大変有難い事業。ずっと続けて欲しい
平磯海づり公園の中村園長にも話を伺った。
「平磯海づり公園でのアオリコミュニティの活動は10年以上前から行って頂いております。須磨海づり公園を当社が運営していた時からですし、当時は平磯が終わった後に須磨海づり公園まで移動してダブルヘッダーで産卵床を設置していました。
アオリコミュニティの事業は、当園にとってもすごく有難い事業です。当園では夏休み前に業者を雇って海底清掃を行っています。その際に設置した産卵床に卵が産みつけられていた写真も過去には撮られました。
産卵床の設置はタイミングがすごく重要です。親イカが産みに来る時が良いので、今回のタイミングもちょうどよいと思います。今年もシーズンを通して多くの釣り人に来て頂きたいです。ヤマリアさんにはこの事業はずっと続けて欲しいと思います」。
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