がまかつが和歌山県橋本市に釣り竿工場を増設。和歌山県庁で進出協定を締結、地域活性化や地域ブランド力向上にも貢献

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株式会社がまかつ(兵庫県西脇市・藤井治幸代表)では、釣竿の生産体制を強化するため、和歌山県橋本市に新工場を増設する。 

12月9日には、和歌山県庁の知事室において和歌山県、橋本市、がまかつの3者で工場増設に伴う進出協定調印式が執り行われた。

和歌山県庁で行われた調印式の様子。左から和歌県の岸本周平知事、がまかつの藤井治幸代表取締役、橋本市の平木哲朗市長
和歌山県庁で行われた調印式の様子。左から和歌県の岸本周平知事、がまかつの藤井治幸代表取締役、橋本市の平木哲朗市長

調印式ではがまかつの藤井治幸代表取締役、和歌山県の岸本周平知事、橋本市の平木哲朗市長が出席。

がまかつ、和歌山県、橋本市の調印式の様子
調印式の様子

協定書への調印から始まり、岸本知事、平木市長、藤井代表取締役からそれぞれ挨拶が述べられた。

岸本知事「工場を増設して頂き感謝しかない」

岸本周平知事とがまかつの藤井治幸氏
岸本知事からもがまかつの工場増設に感謝に言葉が述べられた

岸本知事は「がまかつが工場を拡張されるに際し、同じ橋本市を選んで頂き、この度協定を結んで頂きありがとうございます。がまかつは海外でも有名な釣り具のブランドです。がまかつの工場が和歌山県の橋本市にある事は、話題にもなりますし、とても嬉しく思います。地元の雇用も増えますし、工場を増設して頂く事に感謝しかありません。今後ともよろしくお願いします」と話した。

平木市長「進出に感謝。釣りの文化を長く守っていきたい」

橋本市の平木哲朗市長
挨拶する橋本市の平木市長。橋本市は国の伝統的工芸品である「紀州へら竿」の生産地。紀州製竿組合やヘラブナ釣り場の「隠れ谷池」もある。ヘラブナ釣りの聖地とも言える場所だ

橋本市の平木市長も下記要旨の挨拶を述べた。

「知事も言われましたように、橋本市としても大変嬉しく思っています。今回、釣竿の生産力をアップされるという事で、進出して頂きました。がまかつの工場は『あやの台北部用地』での正式調印第一号となります。何か問題があれば、市の方に相談をして頂ければ、出来る範囲で協力させて頂きます。

橋本市の伝統的工芸品はヘラ竿ですから、一緒にヘラ竿に対しても何等かのご協力を頂ければと思います。

釣りの文化を長く守っていきたいと思っています。今後ともご協力をお願いします。この度は進出をして頂き、有難うございます」。

がまかつの藤井代表「新工場は企業拡大に絶対に必要なステップ」

最後に、がまかつの藤井治幸代表取締役は以下要旨の挨拶を述べた。

がまかつの藤井代表取締役
がまかつの藤井代表取締役。がまかつを更に成長させるために新工場の建設は必須と語る

「今回、進出協定を締結出来た事を嬉しく思います。協定の締結にあたり、和歌山県、橋本市、関係各社、協力企業にご協力頂き有難うございました。

このたびの進出は、当社の企業拡大には絶対に必要なステップです。建設用地を求めて長い間候補地を探していましたが、橋本市のあやの台がもっとも当社にとって有難い環境でした。

当社は国内のみならず、世界を相手に戦っています。世界に誇る高品質にこだわった物作りを更に磨きを掛けていく所存です。また、工業団地の発展が地域経済の成長に繋がるよう、雇用創出、地域産業の活性化に貢献できるよう努めて参ります」。

生産力の強化と共に地域活性化、紀州のブランド力向上にも貢献

がまかつが工場を増設するのは、橋本市の「あやの台北部用地」。紀州へら竿の産地である橋本市に増設される新工場によって、生産体制の強化、効率化を目指すと共に、橋本市や和歌山県、紀州地域のブランド力向上にも貢献できるよう努めていくとしている。

進出計画は下記の通り。
進出場所:あやの台北部用地
敷地面積:8531.34㎡
雇用予定:14名(うち新規地元雇用者9名)
業務内容:釣竿の製造
操業時期:令和9年操業開始予定

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