DUOから発売されている「流鮎110F」(ルアユ)。2023年に発売し大人気となったアユルアーだ。「流鮎110F」はフローティングタイプで、浅瀬や流れが強くない場所で最も効果を発揮する。
「流鮎110」の大きな特長としてPE(ポリエチレン素材)のリップを採用している。素材自体もABS等に比べると柔らかく、指で押せば少し曲がる程度の柔軟性がある。また石に当たった時の音が小さい。「カンカン」より「コツコツ」という音だ。
アユルアーは石や岩に当てながら釣りをする。石にルアーが当たった時に「カーンッ!」という大きすぎる音が鳴ると、特に浅場で群れているアユを狙う時などは、アユが散ってしまう事が多いそうだ。
アクションもブリブリと動くのではなく、ナチュラルな動きを実現。水中でアユに対しても警戒心を与えない。止めておくとアユも見に来るそうだ。
水中の姿勢は水平よりわずかに頭下がりで自然な泳ぎを実現している。アユにとっては、アタックしやすい姿勢とも言える。
「流鮎110F」の特徴として、背中側にハリス止めが付いている。これによって、チラシや錨針などの掛け針を装着した際に、上からなびく形になるので根掛かりのリスクが軽減できる上に、アユも掛かりやすくなっている。
流鮎110Fに鮎釣り師もルアーアングラーもうなる2色が追加
そんな「流鮎110F」に釣り人の心を掻き立てる新色が登場した。いずれもアユが興奮している時に関係するカラーだ。
アユは縄張りを持って闘争心が強くなると黄色くなると言われている。またコケ類を多く食べているアユも黄色くなると言われる。つまり、黄色いアユは、追いが強くコンディションも良いアユが多い。そういったアユの体色をイメージして作られたのがこの2色だ。どちらも、縄張りアユを強烈に刺激しそうだ。ぜひ、釣り場で試して欲しい。
この新色に限らず他のカラーもDUOのルアーらしく、非常に美しい仕上がりになっている。細部までこだわりぬいた塗装が施されている。
【必読!】アユルアーのカラーセレクトについて。意外な結果も…
迷っている人も多いというアユルアーのカラーセレクトについて、DUOプロスタッフの萩原トオルさんに聞いてみた。
「流鮎110Fのリアル系カラーは野鮎と煽り(あおり)鮎の2色になります。煽り鮎は背中がチャートになっており、視認性が高くなっています。
DUOのアユルアーには、今のところホログラムは使っていません。塗り鮎もパールベースですし、新色の黄金鮎も縞鮎もリアルプリントです。なるべく、水中で不自然にルアーが光り過ぎない事を意識しています。
何故かと言うと、我々のテストでは、ルアーがギラつきすぎると、縄張りを持っている強いアユほど逃げてしまう傾向が見られたからです。もちろん、ギラギラしているカラーも釣れるのですが、状況によっては野アユとの距離が縮まりにくい場合があると感じています。濁りが入るとパール系のカラーが強いという事もテストで分かってきました。
我々も様々なカラーをテストして、まだ研究段階です。その中でもラインナップしているのは実績のあるカラーばかりです。新色の黄金鮎や縞鮎は、アユの興奮色で、水へのなじみも良い色です。強そうなアユがいる場所で、ぜひこの2色を試してください」。
流鮎 LUAYU 110F 製品情報
Length:110mm
Weight:15g
Type:重心固定・フローティング
Hook:付属針/がまかつ社管付チラシ針
カラー:5色
DUO公式ホームページ → 流鮎 110F – 鮎|製品情報|DUO International / ルアーメーカー デュオ (duo-inc.co.jp)
アユルアー特集 → 鮎ルアー特集 | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト (tsurigu-np.jp)
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