「フィッシング祭りinしらこばと」過去最多の1万7008人が来場し大盛況

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  11月10日(日)に埼玉県越谷市のしらこばと水上公園で「2019みんなで遊ぼうフィッシング祭りinしらこばと」が開催された。このイベントは普段はあまり釣りをしない人の来場が多く、釣具業界の中でも注目が集まるイベントだ。今年で13回目を迎え、過去最多の1万7008名の来場を記録した。

しらこばとの釣り体験の様子
晴天に恵まれた当日。たくさんの来場者が釣り体験等を楽しんだ

 このイベントの主催は(公財)日本釣振興会、主管は(公財)日本釣振興会埼玉県支部。共催は(公財)埼玉県公園緑地協会。後援は省庁や行政団体、地域団体など多数。

 2007年に第1回目が開催された「フィッシング祭りinしらこばと」は、当初新しい釣り人を増やそうと、日釣振埼玉県支部が中心となって企画された。初回から入場者が1万人を超えた。特に来場者の多くが普段釣りをしない人達だったことから、「釣りの潜在人口がこれほど多かったのか」と全国の釣り関係者に注目される人気イベントとなった。

 会場の「しらこばと水上公園」は、夏の間はプールとして利用され、オフシーズンは釣り場として利用されている。

しらこばとの大会本部イベントのMCを務めた4人の女性アングラー
MCを務めた女性アングラー4名。写真左から、安藤麻貴さん、松尾智佳子さん、阪本智子さん、坂地久美さん
しらこばとの開場前の長蛇の列
開場前には公園を取り巻くほどの長蛇の列ができていた

 イベント当日は、昨年同様雲ひとつない穏やかな快晴に恵まれた。午前6時には早くも列が出来はじめ、開場時(8時30分)には公園を取り巻くほどの長蛇の列が出来ていた。

 8時30分に開会式が始まり、主催者を代表して、日本釣振興会埼玉県支部の岡田信義支部長が、来場者と多くの関係者に謝辞を述べて、大要下記の挨拶を述べた。

 「皆さん、おはようございます。本日はご来場頂き誠にありがとうございます。フィッシング祭りinしらこばとは今年で13回目を迎えることができました。
 今回74社の企業・団体が出展され、8つの大きなイベントを含み色々なイベントが各所で行われます。ファミリー、初心者、どなたにも楽しめて、また来たくなるようなイベントになるように心がけております。
 どうか事故のないよう本日のイベントを、釣りを楽しんで下さるようよろしくお願い申し上げます」

 挨拶の後、ゲートが開かれ、来場者は思い思いのコーナーへと向かった。

しらこばとのエサ釣りの入場整理券販売に長蛇の列
エサ釣りの入場整理券販売に長蛇の列ができていた

 今年も一番人気はエサを使ったマス釣りのコーナーで、すぐに長い列が出来た。
 会場には誰もが楽しめるコーナーが多く、子供達にはマス釣り(エサ、ルアー)のほか、マスのつかみ取り、金魚釣り、金魚すくい、ボールすくい等が人気となっていた。

しらこばとのマスのつかみ取りの様子
マスのつかみ取りは子供達に大人気だった

 特設のイベントステージでは、4人の女性MCによるトークショーや、村田基氏のフィッシングセミナー、チャリティーオークション、釣り方のマナーと安全講習、ジャンケン大会などで終日賑わっていた。

しらこばとのメーカーブースの賑わい01
しらこばとのメーカーブースの賑わい02
しらこばとのメーカーブースの賑わい03
メーカーや量販店ブースは終始賑わっていた

 会場奥には有名メーカーや釣具量販店のテントが立ち並び、多くの人がアウトレット品等の販売も行われていた。この日のために用意された人気商品や特価品が販売され、防寒・防水ウエア、小物類、ルアー、リール、ロッド等がよく売れていた。

しらこばとの魚の捌き方教室
釣ったニジマスをそのまま持ち込む参加者も多かったハサミを使った魚の捌き方教室

 また、初めての釣り教室(エサ、ルアー、フライ)の講習や、ハサミを使った魚の捌き方を実演指導する教室をはじめ、釣りの魅力を伝えようとする多数の企画が各所で行われていた。

 例年大人気の釣りコーナーについては、年々参加定員数を増やし2001名、ルアーは469名と、合計で2470名が釣りを体験したことになる。また、釣ったニジマスを捌き方教室に持っていく人も多く見られた。

しらこばとのマス釣り体験で親子がニジマスをキャッチ
人気のマス釣りコーナーでファミリーがニジマスをキャッチ

 釣り場ではすぐに規定の3尾を釣り上げる人もいれば、20分の実釣時間内ぎりぎりに釣る人もいたが、笑顔と歓声が絶えず響き渡っていた。

 「釣りも魚も初めてだったが、釣れて面白かった」、「釣りも買い物もできてよかった」、「ぜひ釣りをはじめてみたい」など、来場者のコメントからも、イベントは大好評だった。
 年々来場者が増えているこの大イベントは、今回過去最高の1万7008名を記録。釣りの潜在需要の高さを痛感させられた。

 今後の釣り人口の拡大にも大きく貢献する「みんなで遊ぼうフィッシングinしらこばと」。来年の開催にも注目される。

関連記事 →  https://tsurigu-np.jp/news/877/

しらこばとの会場の様子

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