
11月9日、兵庫県釣針協同組合では「加東市秋のフェスティバル」において「釣り名人集まれ!」のコーナーを出展した。兵庫県釣針協同組合は主に釣針製造の業者で構成されている。
地域のイベントにコーナーを出展する事で地場産業である釣針製造をアピールする狙いもある。特設プールを使ったニジマス釣りのコーナーは、毎年フェスティバルの中でも一番人気のコーナーとなっている。

今年は朝から雨が降り続く、生憎の天候となった。フェスティバル自体が荒天以外は決行となっているため、兵庫県釣針協同組合のスタッフもレインウェアを着用して、参加者の釣りをサポートした。

毎年、このコーナーを楽しみにしている来場者も多い。参加者のほとんどは家族連れで、釣りの経験が少ない人が多い。
エサ付けや取り込み、釣り方の指導などは兵庫県釣針協同組合のスタッフや、イベントを手伝いに来たヒューマンフィッシングカレッジ大阪校の生徒たちが行った。

子供達は雨もお構いなしで、ニジマス釣りに熱中して、魚が釣れると大きな声をあげていた。

今回、釣りに参加したのは112名。雨のため例年より少なくなったが、参加した子供や大人は大いに釣りを楽しんでいた。
また、参加者からの要望もあり、最後には例年通り魚のつかみ取りも行われ、子供17名が参加した。

水位を落としたプールには30㎝を超えるニジマスも残っていた。子供たちはずぶ濡れになりながら、ニジマスやアマゴを必死につかまえ、イベントは大いに盛り上がっていた。
このコーナーを通じて、加東市が釣り針の産地であることのPRや、釣り振興としても大いに役立つ事業となっていた。最後に同組合の岸本恵一理事長に話を伺った。
地域の小さい子供に釣りに親しんで欲しい
「このイベントは、地域の小さい子供にも釣りに親しんでもらう事や、釣った魚を持ち帰ってもらい、家で食べてもらうという食育にも繋がっており、釣りを通じて子供達に健全に成長して欲しいという願いが込められています。今年は雨でしたが、途切れずに最後まで出来て良かったと思います。
例年より出足が悪いのは想定済みでしたし、思っていた以上の方に参加して頂けました。つかみ取りも、子どもたちがやりたいと言っているのですから、我々も出来るだけ応えていきたいと思い、実施しました。お蔭様で好評で良いイベントになったと思います」。
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