今年7月に愛知県一宮市に室内釣り掘の「つり堀遊」がオープンし、話題となっている。
「つり堀遊」は、先行してオープンした「FLD一宮インター店」と同じ建物内にある。FLD(Fishing Life Design)は釣り具のリサイクル商品を中心に取り扱う店舗だ。どちらも、中部地方を代表する大型釣具店「フィッシング遊」を展開する、アサヒレジャー株式会社(三重県松阪市本社)が運営している。
「つり堀遊」は名神高速道路の「一宮インター」の近くにあり、アクセスも便利だ。隣にある「アップガレージ一宮インター店」と共用の広い駐車場も完備している。
大型プールに70㎝オーバーのコイ!小さな子供も遊べる金魚釣りもできる
「つり堀遊」は建物内に大型のプールをはじめとした3種類のプールが設置され、小さな子供からシニアまで、気軽に誰でも釣りが楽しめる釣り堀だ。
近年の猛暑が続く真夏や、凍える寒さの真冬でも、エアコンの効いた室内で快適に釣りが楽しめる。
今年の残暑も非常に厳しいが、小さな子供連れでも熱中症の心配もなく、家族全員が遊べる。釣りに疲れたら、プールの横に休憩所もある。親切なスタッフもおり、至れり尽くせりの釣り施設だ。
大型のプールには黒鯉(クロゴイ)、色鯉、金魚、ナマズ、チョウザメ等が入っている。釣った魚によってポイントが付くシステムだが、黒鯉はサイズによってポイントが異なる。50㎝未満は1ポイント、70㎝以上は8ポイントとなっている。
ポイントはお菓子や景品と交換できる。またポイントを貯められるポイントカードもあり、貯めたポイントによって景品交換などいろいろな特典がある。
ベテラン向けには「マイロッド」が使えるようになるシステムもある。詳しくは店頭で訪ねて欲しい。
料金は時間制となっており、エサも含めた釣り道具一式を含めた価格となっている。手ぶらで来て、気軽に楽しめる釣り堀だ。
【重要情報多数】店長直伝の釣り方講座。エサの付け方で釣果に大きな差!
ここからは、FLD一宮インター店の宮越店長に、「つり堀遊」の釣り方のコツを教えてもらった。
室内釣り掘は誰でも簡単に釣れるが、極めれば奥も深い。また、周りの人や自分が怪我をしないよう、注意も必要だ。ぜひ、最後まで読んでから「つり堀遊」にチャレンジして欲しい。
エサ下がボソボソの付け方がオススメ。30秒間アタリがなかったら回収
「つり堀遊」では練りエサが使われるが、練り方やエサの付け方で釣果も変わってくる。
まず、エサは練りすぎない事が大事だ。水中でいつまでもエサが針に残っているほど、練り込む必要はない。
練りエサは写真ぐらいの練り方で十分だ。水中で針の下からどんどんバラけていく程度の硬さが最適。エサがバラける事で魚も寄ってきて、アタリが出やすくなる。
エサの形は丸形でも涙型でもどちらでも良い。ともかく、適度に水中でバラけていく事。そして、30秒間アタリが無ければエサが無くなっているはずなので、回収して再度エサを付け直して投入する。この繰り返しで釣果が伸びるはずだ。
ウキは完全に消える前にアワせる方が釣果アップ!
エサを投入したら、ウキの動きを集中して見守る。釣る場所はプール内のどこでも良い。プールの中はエアレーションも各所にあり、水流も一定にあるのでどこにでも魚はいる。
プール中央には漁礁がある。漁礁には足が付いており、上に板が載せられている。漁礁にも魚は付いているが、コイが釣れると反対側に走られる事が多く、漁礁の足に糸が擦れて切れてしまう事があるので要注意だ。出来れば手前を狙った方がキャッチ率は上がるそうだ。
魚が近くに寄ると、モジモジとウキの動きに変化があらわれる。そして魚が食い込むとウキが水中に引き込まれて消えるのだが、ウキが完全に消える前にアワせた方が魚の掛かる確率は上がるそうだ。
指が水面のイメージで、アタリがあるとウキが水中に引っ張り込まれる。ウキが動いても、黄色の部分が見えている時はアワせない。
通常はウキが水中に完全に消えてからアワせるが、釣れにくい場合は、写真の状態のようにウキの頭が水面上に残っている時にアワせると良い。
【注意】竿は必ず立ててファイト。竿を横向きにしてファイトをすると危険
コイなど大型の魚になると、引く強さも半端ではない。竿ものされるが、その時に注意して欲しいのが、必ず竿を立ててファイトをするという事だ。竿がのされる場合、下の写真のように竿をプールの壁に付けてファイトをするとよい。
上の写真はファイトのダメな例だが、竿を横向きにすると糸が切れた場合、残った仕掛けが横方向に飛ぶ。そこに他の釣り人がいれば、怪我をさせてしまう恐れがある。バスフィッシングや筏釣りのような感覚で、魚が走る方向と反対に竿を向けて魚をいなす釣り方はNGだ。
竿を立てていれば、糸が切れたとしてもウキなどは天井に向かって飛んでいくだけなので、自分にもほとんど当たらない。竿の角度に注意して、大型の魚とのファイトを存分に楽しんで欲しい。
釣れなかったら迷わずスタッフを呼ぼう!
どうしても釣れなければ、「釣れないんですけど、どうすればいいですか?」と気軽にスタッフに声を掛けよう。プールには常にスタッフがいて、何でも親切に教えてくれるはずだ。宮越店長も「釣れるまで、出来る限り全力でサポートします」と話している。
FLD一宮インター店は中古と新品も取扱い。初心者の釣りを徹底サポート
「FLD一宮インター店」は全体的に低価格で買えるものが多く、釣り初心者の人にも最適だ。こういった中古釣具店と本格的な室内釣り堀が一緒になったお店は、釣具業界でも珍しく、新しい取り組みだ。この新しい店舗について、宮越店長に話を聞いた。
初心者の方が次のステップに繋がるお店を目指す。釣り堀、お買い物の両方を楽しんで欲しい
(宮越店長)「FLD一宮インター店は、初心者の方が次のステップに繋がる店舗にしたいというコンセプトでオープンしました。釣り掘とFLDを併設しているのは、釣り堀で釣りを楽しんで頂いた初心者の方が、『一度、堤防など違う場所でも釣りをしたい』、『ルアー釣りもしてみたい』とステップアップを望まれた際に、FLDの店舗がお役に立てるからです。
FLDでは中古に加え、新品でサビキ釣り、チョイ投げ、セット竿なども販売していますし、少しですが活きエサもあります。釣りをされる方を増やす事に貢献できる店舗だと考えています。
つり堀遊も、初心者の方や、ファミリーはもちろん、小中学生、高校生など友人同士で来て頂いて、短時間でも釣りが楽しめます。暑い日でもクーラーが効いていますから、快適に釣りが出来ます。仕事帰りに立ち寄られる方も多いです。
エサも活きエサではなく、練りエサを使いますので、女性やお子様など虫エサが苦手な方でも気軽に釣りが出来ます。釣りを始めるキッカケとして活用して頂けると嬉しいです。また、室内釣り掘は真剣に取り組むと、意外に奥が深いです。ベテランの方も十分に楽しめると思います。
オープン後は想定していた通り、ファミリーの方々も大勢来て頂いております。お父さんとお子様のペアもよく来られます。子供も2-3歳ぐらいになれば金魚釣りもできますし、小学生以上であれば、普通にコイも釣られます。
スタッフは釣りの知識が豊富ですので、釣り堀に来られた方も、釣りの相談があれば気軽にお声がけ下さい。近くの釣り場や、それぞれの時期にオススメの釣り、釣り方などもご説明させて頂きます。ぜひ、『つり堀遊』と『FLD一宮インター店』の両方を楽しみに来て下さい。お待ちしています!」
店舗名 | つり堀遊/FLD一宮インター店 |
電話番号 | つり堀 遊:0586-82-0252 FLD一宮インター店:0586-82-0250 |
営業時間 | 月~金 11:00~21:00 土曜日 10:00~21:00 日・祝 10:00~20:00 ※釣り掘の受付は閉店1時間前まで ※変更の場合もあるので直接HPで確認を |
定休日 | 毎週火曜日(※祝日・祝前日を除く) |
関連サイト → つり堀 遊 (fishingpond-you.com)