南港のかもめ大橋周辺、北港舞洲の常吉大橋周辺、夢舞大橋周辺の3カ所を釣り関係者85名で一斉清掃!
6月7日、今年も「大阪湾クリーン作戦」が大阪南港と北港の2カ所の合計3カ所で開催された。
この大阪湾の釣り場清掃活動は、2016年までは大阪府釣り団体協議会主催で行われていたが、2017年より(公財)日本釣振興会大阪府支部と共催で実施されている。
清掃を行ったのは、南港のかもめ大橋周辺、北港舞洲の常吉大橋周辺、北港舞洲の夢舞大橋周辺の3カ所で、いずれも近隣の釣り人を中心に賑わう人気の釣り場だ。清掃当日も多くの釣り人やファミリーが釣りを楽しんでいた。
今回清掃に参加したのは、大阪府釣り団体協議会、(公財)日本釣振興会大阪府支部、大阪釣具協同組合、JOFI大阪、フィッシングエイト、Tポート、伊勢吉、ブンブン高井田店、上島釣具店、一般の釣り人2名を含め合計85名となった。
コロナ対策も行いながら清掃を実施。例年よりゴミの量が多い…
参加者は全員、午前8時半に南港かもめ大橋周辺に集合。最初に(公財)日釣振大阪府支部の橋本支部長、大阪府釣り団体協議会の倉田会長から挨拶が行われた。
その後、事務局より当日の清掃についての注意事項や説明が行われた後、参加者は3つのグループに分かれ、北港方面の担当者は移動を行った。
今回は、トングや軍手等の通常の清掃道具以外に、新型コロナウイルス対策として、参加者全員にソーシャルディスタンスの確保が依頼された他、集合場所には手洗い用の水とハンドソープ、アルコール除菌液等も用意された。
それぞれの場所で清掃が開始されたが、いずれの場所もゴミの量が例年と比べて多かった。
かもめ大橋では堤防のコーナーにゴミが固めて放置されていたり、スリットの部分にゴミが挟まっていた他、ゴミが大量に放置されている場所もあった。こういった場所を、例年より時間を掛けて清掃した。
ゴミが固めて放置されている場所も。参加者が協力し手作業で全てのゴミを回収、元のキレイな状態に戻す
夢舞大橋周辺も釣り場や駐車場周辺にもゴミが多かった。ゴミの山になっている場所もあったが、複数のスタッフが懸命に清掃を行い、ゴミのない元の状態に戻した。
常吉大橋周辺も、ガードレール沿いや草むらに、コンビニ等のビニール袋にゴミが入ったまま捨てられている事が多く、清掃を行いキレイになった。
釣り人以外のゴミも多いと思われるが、例年以上のゴミの量。3カ所で合計1150㎏のゴミを回収
いずれの場所もゴミが非常に多かった。釣り人のゴミと思われるものもあるが、生活ゴミや不法投棄と思われるゴミも多く見受けられた。
回収したゴミの量は3カ所ともに昨年より多く、合計で約1150㎏のゴミを回収した。今回清掃した3つの場所は全てゴミ問題や駐車問題でトラブルがある場所だ。今後も釣り場として存続していくためには、ゴミ問題は解決していく必要がある。
今後も(公財)日釣振や大阪府釣り団体協議会等は水辺の清掃活動を行っていく。