公益財団法人日本釣振興会東京都支部は、10月21日(土)、若洲海浜公園の釣り施設で「第9回初心者・ファミリー釣り教室」及び、「水辺感謝の日」清掃を開催した。
当日の天気は晴れ。過ごしやすい暖かな陽気で、若洲海浜公園では早朝から多くの釣り人が竿を出していた。
釣り教室の参加者は、ファミリーで15組42名。受付開始の8時半になると、参加者が集まり始めた。
受付では参加賞のほか、持ち帰りOKの釣竿やリール、仕掛けが入ったセットが配布された。この教室で釣りを覚えた後は、もらった釣り具セットで自分達で釣りに行けるようになっている。
9時になると開会式が行われた。冒頭、日本釣振興会東京都支部の常見支部長から、以下要旨の挨拶が行われた。
「おはようございます。今日は早朝からご参加いただきありがとうございます。今回200名近くの応募があった中、抽選で選ばれた皆様は、非常に運が良いと思います。
日本釣振興会は、日本の釣りを良くする活動を行っています。こういった釣りイベントや、魚の放流、水辺の清掃活動も全国各地で行っています。また、釣りのルールやマナーの啓蒙活動も行っています。今日は、限られた時間ではありますが、ケガのないように安全に楽しみながら、頑張ってください」
続いて、東京都釣りインストラクター連絡機構の鈴木会長から挨拶。担当講師の紹介が行われた後、全員で記念撮影を行った。
いよいよ実釣開始!初めての魚釣りに子供達も大はしゃぎ
開会式が終わると、実釣開始。1、2組にスタッフが1人ずつ配置され、仕掛けの準備やエサの付け方、釣り方などを丁寧に指導していった。
初めはなかなかアタリもない状況が続いたが、10時前になるとポツポツとサッパが釣れ出した。見事魚を釣り上げた参加者の中には釣りが初めての子供もおり、初めての体験に大はしゃぎの様子だった。
その後も場所ムラはあったものの、サッパをはじめキス、カサゴ、コノシロが釣れ、参加者も釣りを満喫していたようだった。
参加者の母親に話を聞くと、「子供がアウトドア好きで、いつもは夫が子供を釣りに連れて行っています。今日はスタッフの方に色々教えて頂き、釣り具ももらえたので、今後私と子供だけでも釣りに行けそうです」と話してくれた。
12時前には釣りを終了し、各自周囲のクリーンアップを行った後、閉会式が行われた。
櫻井副支部長が閉会の挨拶を行い各自解散となったが、そのまま釣り場に残って釣りを楽しむ家族もおり、参加者にも好評のイベントとなっていた。
「水辺感謝の日」清掃も実施。約70名が参加
同日10時からは、「水辺感謝の日」清掃も行われた。
清掃には67名が参加。日本釣振興会東京都支部の役員、(株)ツネミ、(株)オレンジブルー、釣りビジョン、ルミカ、全国釣竿公正取引協議会のスタッフやその家族が参加した。
冒頭、常見支部長から挨拶が行われた後、清掃範囲や分担、注意事項などが説明された。
参加者には軍手やトング、ゴミ袋が配布され、各自担当場所の清掃を開始した。
若洲海浜公園では他の団体も定期的に清掃を行っており、大きなゴミは少なく綺麗な釣り場だった。ただ、釣り人が、恐らく故意に捨てたのではなく飛ばされてしまった細かい糸クズや、ビニールの破片などが多かった。
参加者達は広範囲を清掃し、細かいゴミを回収していった。公園には人工磯も設置されているが、岩と岩の間に落ちているゴミまで丁寧に拾っていった。
1時間ほどで清掃は終了し、集合写真を撮影。参加者にはお茶やレジャーシート等、子供にはお菓子が配られ、「水辺感謝の日」清掃は終了となった。