7月17日、一般社団法人ビワマスプロガイド協会主催の「ビワマス体験トローリング」が、滋賀県長浜市西浅井町のファイブオーシャンマリーナを会場に開催された。
今年は近畿を中心に中部、四国、関東などから70名が参加。ビワマスプロガイド協会の所属ボート17隻で出船し、参加者にビワマストローリングを満喫してもらった。
このイベントは多くの人にトローリングでのビワマス釣りを体験してもらう事で、ビワマスという魚をより広く知ってもらう事。ビワマス釣りの楽しさや、その美味しさを体験してもらい、ビワマス釣りの普及や、ビワマスという魚自体の価値を高める事等を目的に毎年開催されている。
2014年から始まった体験トローリングは今回で第8回目を迎えた。
友人や家族でわいわい!プロガイドのサポートで気軽にビワマストローリング
プロガイドによるビワマストローリングは、釣りが全く初めての人でも、楽しく釣る事が出来る。友人や家族で気軽に釣りを体験するにも最適な釣りだ。
ターゲットであるビワマスは琵琶湖の宝石とも呼ばれ、50㎝を超える大型がヒットする可能性も十分にある。
ビワマスは琵琶湖を代表する固有種で、とても美味だ。近年、様々なメディアに取り上げられた事で人気も非常に高まっている。地元では高級魚として刺身、寿司、煮つけ、天ぷらなど様々な料理が楽しまれている。
イベントは午前6時から受付が開始され、6時半より簡単なミーティングや挨拶が行われた後、参加者はそれぞれ乗船する船に移動した。プロガイドのボートは、それぞれ用意が出来ると、当日狙うポイントへ颯爽とボートを走らせた。
ビワマスのトローリングは琵琶湖の最北部で行われる。
ビワマスは適水温が15度前後と言われる。ハイシーズンである7~8月頃は気温も高く表水温も高い時期だが、琵琶湖は最大100mを超える水深があり、エサとなる生物も豊富だからこそ、ビワマスも生息出来る。
今回のトローリングでも沖の水深20m以深を流す船が多かった。
また、ビワマスは滋賀県により遊漁者に対して様々なルールが設けられている。船舶を用いたビワマス釣りも平成25年から承認制となっており、プレジャーボートの承認申請は近年大幅に増えている。
釣りが出来る期間も限られており、竿の本数や釣針の数も竿1本につき1個(シングルフック)、キープ及び持ち帰る事が出来るビワマスも承認された遊漁船の場合、1人につき、1日あたり5尾まで等様々なルールが設けられている。
これらはビワマスの資源を維持する事等を目的にしており、イベントを主催しているプロガイド協会も全面的に協力している。
様々なルールもあるため、ビワマス釣りを体験したいという人は、プロガイド協会のガイドに依頼する事をオススメする。
60㎝オーバーも!?気になる釣果は…?
イベント当日は快晴、暑さは厳しいが風も弱く絶好の釣り日和となった。
各船長はポイントに着くと、道具を準備しトローリングを開始。釣果は若干渋めだったが、それでも60㎝オーバーのビワマスが釣れるなど、参加者はそれぞれビワマス釣りを楽しんだ。
釣りの後はランチタイム!絶品のビワマス料理を堪能
帰着すると、ランチタイムとなった。
職人がビワマスの握りずしを振舞ったほか、ビワマスの巻きずし、コアユの天ぷらも大好評だった。初めてビワマスを食べた参加者も、その美味しさに驚いていた。
昼食が終わると、大型魚を釣った人が紹介された。50㎝オーバーでも十分に大きいが、60㎝オーバーも3尾出ていた。
当日最大魚を釣ったのは、65㎝を釣った藤原和広氏。呉行修キャプテンの「GO FISHING」に乗船していた。ビワマス釣りは2回目で、最初に食べた時に非常に美味しかったので、また参加したそうだ。
超豪華賞品目白押し!反町隆史さんのサイン入りロッドはじめ貴重な賞品が連発!
その後、ビンゴとジャンケン大会が行われた。賞品は多数の釣り関係企業、スポーツショップ、飲食店、個人などから提供され、豪華賞品が目白押しとなった。
中にはビワマス釣り好きでも知られる俳優・反町隆史氏のサイン入りのルアーロッドや、キャプテンが実際に使っているタックル、当日の釣果も良く人気のアライスプーン、貴重なナイフなど、ビンゴ&ジャンケン大会は大盛り上がりとなり、今年のイベントも終了となった。
最後にビワマスプロガイド協会の藤本美也代表理事に話を伺った。
「釣果は渋かったのですが、皆釣れたので良かったです。ロクマルも出ました。今後としては、プロガイドをしたいという人も近年増えています。県にもこういった話をしていく事と、同じ魚を獲っていますから、漁協や漁師さんとも連携を取りながら、ビワマス釣りがこれからも楽しめるよう、環境作りを行っていきたいと思います」。
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