ビワマストローリングは楽しい!ビワマスなど琵琶湖グルメも満喫。体験トローリングイベント大盛況!【ビワマスプロガイド協会】

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7月18日、一般社団法人ビワマスプロガイド協会主催の「ビワマスプロガイド・体験トローリング」が滋賀県長浜市西浅井町にある「奥琵琶湖ファイブオーシャンマリーナ」を会場に行われた。

このイベントは琵琶湖に生息しているビワマスについて、プロガイドによるレイクトローリングを通じて、より多くの人に知ってもらい、釣る楽しさや美味しさ等を体験してもらう目的で開催されている。ここ2年はコロナ禍のため中止していたが、今年は3年振りの開催となった。

ビワマスプロガイド・体験トローリングの集合写真
集合写真。遠方からでもビワマスを求めて多くの人が琵琶湖を訪れる。独特な魅力のある釣りだ

大会の参加者は48名で東京、栃木、新潟など遠方からの参加者も多い。ビワマスは非常に美味で、魚体も美しい魚だ。60㎝や70㎝を超える超大型が釣れる事もあり、強烈なファイトも楽しめる。ビワマスを釣りに毎年全国から多くの釣り人が琵琶湖を訪れており、観光資源としても活用されている。

ビワマス
琵琶湖の宝石とも呼ばれるビワマス。大変美味で他の魚にはない味が楽しめる

体験会当日の天候は曇り。ファイブオーシャンで午前6時に受付が開始され、午前6時半頃に簡単なオリエンテーションを行い、午前7時に参加者は各船に分かれて乗船し、トローリングへと向かった。今回、参加した船はビワマスプロガイド協会のボート等で14艇。

ファイブオーシャンの桟橋
ファイブオーシャンから出船の様子
ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
それぞれ狙うポイントへ向けて出船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船
ビワマスプロガイド協会のガイド船

釣るポイントは湖北と呼ばれる琵琶湖北部のエリアだ。ビワマスは適水温が15度以下と言われている。最大で100m以上水深のある琵琶湖だからこそ、ビワマスは生息出来ている。当日、多くの船も水深が60―80mといった沖合の20m前後をトローリングで狙う船が多かった。

ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
どの船も良く釣れていた
ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
ビワマストローリングは初心者や子供でもダイナミックな釣りが楽しめる

ビワマスは6月から9月末がハイシーズンだ。ただし、ビワマスは誰でも好きな時に釣って良い魚ではない。

一例を挙げると、10月から11月は滋賀県漁業調整規則により、釣り人はもちろん、プロガイドや漁業者も含めてビワマスの採捕は禁止されている。これはビワマスの産卵繁殖保護のためだ。また同規則により30㎝以下を釣った場合はリリースする必要がある。

遊漁では船舶を用いたビワマス釣りは承認制が取られており、釣りが出来る期間も限られている。ほか、採捕状況の報告も必要だ。また承認を受けた遊漁船業者に乗った釣り人が持ち帰る事が出来るビワマスの数は1人1日5尾までなど、しっかりとしたルールが設けられ、資源管理が行われている。

今回の大会を主催しているビワマスプロガイド協会も、こういった資源管理に積極的に協力を行っている。協会の顧問は天龍の塩澤美芳会長と小栗享久氏で、当日も体験会のスタッフとして参加している。

ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
ナイスサイズをゲット。50㎝を超えると相当な大物だ。60㎝オーバーは滅多にお目にかかれない
ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
よく釣れて船の上は大盛り上がり

塩澤顧問は「ビワマスは琵琶湖固有のいわば珍魚です。漁師さんもおられますし、釣り人が好き勝手に釣ってよいわけではありません。釣り人も共存できるよう、釣り人側からルールを作って認知してもらい、それを守っていくというのが協会の根本にあります」と話す。

ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
ビワマスプロガイド協会顧問の塩澤会長(写真中央)も出船していた

琵琶湖のビワマスは、釣り人側からの提案も資源管理に活かされ、上手く管理されている事例と言えるのではないだろうか。

ビワマスとサクラマス
ビワマスやサクラマス(写真手前)も釣れる

体験会の釣果だが、朝のうちは小型が数釣れ、10時頃から大型もまざる展開になった。プロガイド(船長)によって、狙うエリア、流すコース、タックルなども大きく違うが、どの船も良く釣れて、参加者はそれぞれトローリングを楽しんでいた。

レイクトローリングや釣り自体が全く初めてという参加者が当日最大の魚を釣るなど、ベテランから初心者まで楽しめる体験会となっていた。

ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
当日一番の大物を釣り上げていた参加者

帰港後は昼食と懇親会が行われた。

昼食には料理人が腕を振るい、ビワマス料理を中心に参加者全員に振舞われた。ビワマスの握りや炊き込みご飯などビワマスが堪能できるメニューのほか、琵琶湖で獲れたウグイの照り焼きどんぶりなども提供された。いずれも参加者から大好評だった。

ビワマスを使った料理
ビワマスの巻きずし、棒ずしなどが振舞われた。ビワマスの臭みのない上品な味は熱烈なファンが多い
ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
参加者には色々な料理が振舞われた
ウグイ料理
琵琶湖で獲れたウグイを照り焼きにして丼にした。大好評で参加者は釣りと琵琶湖グルメを満喫していた
ビワマスを使った料理
ビワマスの握りずし。絶品です!
ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子

食後、当日大物を釣った人へ賞品も手渡された。58㎝が最大で50㎝オーバーは複数釣れていた。その後、ビンゴゲームが始まり、豪華な協賛品が次々と当たり、大盛況の内に体験トローリング大会は終了となった。

ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
ビンゴ大会では豪華な商品がプレゼントされた
ビワマスプロガイド・体験トローリングの様子
大物を釣った人も豪華賞品が贈られた

今回のイベントについて、主催者であるビワマスプロガイド協会代表理事の藤本美也船長は次のように話していた。

藤本キャプテン
ビワマスプロガイド協会代表理事の藤本美也氏。「ビワマスを釣りに琵琶湖を訪れる人が更に増えて欲しい」と語る。藤本氏はDub Hand Fの凄腕キャンプテンで他のプロガイドからも慕われている

「このイベントはビワマスを広く知ってもらう事、また地域振興のためにも開催しています。ビワマスを釣る人は年々増えています。協会としてもビワマス釣りを楽しみに、琵琶湖を訪れる人が増えて欲しいと思っています。

滋賀県ではビワマスは申請すれば一般の人は12月から6月まで釣りが出来ます。我々ガイドは9月末まで釣りが出来ます。つまり、7―9月は漁師とガイドしか釣りが出来ません。こういったいろいろなルールはありますが、県にビワマス釣りを認めてもらっていますし、協会も県と連携して皆様にもルールを守ってもらいながら、今後もビワマス釣りの普及を行っていきたいと思います」。

ビワマスは特別な魅力を持つ魚の一種だと思われる。遠方からでも琵琶湖を訪れる魅力は十分にある。その魅力を知るには、プロガイドに頼むのが一番の近道だ。ビワマスプロガイド協会には様々な所属ボートがある。既に今シーズンは完売となっているガイド船もあるが、興味のある人はぜひ、同協会に問い合わせて欲しい。

ビワマスプロガイド協会公式HP → 一般社団法人 ビワマスプロガイド協会 | ビワマスを始めとした琵琶湖の環境保護、遊漁船の適正な運営、釣人のマナー向上を通じて社会貢献をしていきます。 (biwamasu-pro.com)

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