2.熱中症に備える「災害時は熱中症リスク高。防災備蓄を見直しましょう」
災害時には、水道や電気などのライフラインが使えないケースも考えられます。
一般財団法人日本気象協会によると、気温、湿度のコントロールやこまめな水分補給が難しくなるだけでなく、慣れない環境でストレスにより体調が変化する、睡眠不足や生活のリズムが乱れやすくなるなど、熱中症を引き起こす要因となる「環境、からだ、行動」のすべての面で熱中症の危険性が高くなるとしています。
熱中症を考慮した防災備蓄を用意しておくことが、季節にかかわらず有効な防災対策と言えます。
熱中症に有効な対策に紐づけた防災対策の一例をご紹介します。
◇水分を補給する
保存水と共に、経口補水液や粉末タイプのスポーツドリンク、イオン飲料を用意する
◇塩分を補給する
塩タブレットや塩分補給用の飴を備蓄品として用意する
◇体を涼しく保つ
ネッククーラーや瞬間冷却剤・保冷剤などを含めた熱中症対策キットを用意する
◇温度や湿度に気をつける
暑さ指数モニターを事務所、工場内に設置する
◇日差しをよける
◇周囲の人の体調を気にかける
暑さ指数(WBGT・湿球黒球温度:Wet Bulb Globe Temperature)とは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
暑さ指数は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です(環境省HPより)。
【BCP対策の参考に!】9月、10月に東京・名古屋・大阪で展示会開催
9月、10月に東京、大阪、名古屋の3拠点で「実際に見て、触って、試せる」展示会を開催いたします。BCP対策に関する展示も多数ご用意しておりますので、この機会にご活用ください。
◇9月15日(木)、16日(金)
東京(東京ポートシティ竹芝ポートホール)
◇10月7日(金)
名古屋(名古屋国際センタービル4F)
◇10月20日(木)、21日(金)
大阪(梅田サウスホール)
展示会の開催概要はコチラ → https://www.eicoh.com/news/detail/44
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