【第23回】漁協×釣り人のコラボ活動が求められる時代~ 釣り界の「内水面漁業支援策」考察<2> ~

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内水面漁業の現状と問題点を共有し、将来へ向けての改善策を模索する。水産庁の補助事業「やるぞ内水面漁業活性化事業」の一環として開催された内水面漁場管理実態調査分析にかかる成果検討会(漁協経営ウエブセミナー)を、前回に引き続き紹介したい。

関連記事 → 【第22回】釣り界の「内水面漁業支援策」考察〈1〉~内水面漁業の課題と漁協経営の現状。漁協経営WEBセミナーから~

タイトルに「釣り界の内水面漁業支援策考察」と記したが、記者自身は支援ではなく、ボランティアでもないと思っている。

内水面漁業の衰退は釣り場の荒廃を招き、自分たちの大切なフィールドを失いかねない。釣り人や釣り業界も危機意識を持ち、釣り場環境整備に本腰を入れて参画すべき時代になったと感じている。

すでに全国各地で多くの釣り人がアクションを起こしているが、漁協の機能が低下するスピードに追い付いていないのが現状だ。

今回のセミナーには漁業従事者だけでなく、水産庁や自治体、研究者など内水面漁業の振興に取り組む関係者から調査および現状報告が行われた。今回は釣り界と関連性が高いテーマを取り上げてみた。

セミナーのプログラム

中村智幸氏
中村智幸氏。渓流魚の生態と増殖の研究者で水産研究教育機構の内水面漁業の責任者

1.基調講演「何が漁協を苦しめているか。漁協経営と増殖目標の狭間で」
〈講師〉金岩稔…三重大学大学院・生物資源学研究科准教授、三重県内水面漁場管理委員会委員(2020年12月~)、三重県内水面漁業協同組合連合会科学アドバイザー

金岩稔氏は水産資源学の研究者であり、三重県内水面漁場管理委員会委員と三重県内水面漁業協同組合連合会科学アドバイザーを務めている。内水面漁業や漁協が抱える問題を三重県下の漁協を例にして取り上げ、研究者の視点で改善策の提案が行われた。

2.関係者からの報告と提案
・「水産庁から見た漁協の現状と課題」…生駒潔(水産庁増殖推進部栽培養殖課内水面指導班)
・「県水産行政からみた漁協の現状と課題」…横塚哲也(栃木県農村振興課)
・「青森県内の内水面漁協における貧困さと危機感」…古内由美子(青森県内水面漁業協同組合連合会)
・「鳥取県日野川漁協における現状と問題点」…山根由美(日野川水系漁協事務局)
 
3.パネルディスカッション「漁協経営改善に向けて」
話題提供:中村智幸(国立研究開発法人水産研究教育機構水産技術研究所環境応用部 沿岸生態システム部副部長)

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