今年もタコ釣りがシーズンに入っているが、タコは昔から日本人に馴染みの深い食材として、親しまれてきた。
土曜の丑の日にウナギを食べるように、半夏生(はんげしょう)にはタコを食べる風習がある。
半夏生になぜタコを食べるの?田植えとの興味深い関係性は…
半夏生は夏至からおよそ11日目に訪れる。日本人の生活文化や農業の習慣を踏まえて設けられた雑節(ざっせつ)の1つだ。「節分」や「彼岸」も雑節にあたる。
毎年、半夏生の頃は梅雨明け間近、または梅雨明けすぐの頃で、田植えの終わりの季節を示す目印とされていたそうだ。
半夏生の由来には諸説あるが、植物の「ハンゲショウ」から来ているというのが有力な説とされている。
ハンゲショウの花は、ちょうど半夏生の頃にあたる、6月中旬から7月初旬頃に咲く。その頃に葉の表側の一部だけが白くなることから、「半分化粧をしているように見える」=「半化粧」=「半夏生」となったと言われている。
半夏生では各地で様々な行事や習慣があるが、主に関西地方ではタコを食べる習慣がある。これには、タコの吸盤が海底の岩などに吸いつく様子になぞらえ、「稲の根が、タコの足のようにしっかりと張るように」という願いが込められている。
また、タコには疲労回復効果の高いタウリンが豊富に含まれており、蒸し暑くなり疲労が溜まり始めるこの時期にピッタリの食材と言える。
今年(令和4年)の半夏生は7月2日だ。
釣り人に人気のターゲットであるタコだが、釣りはもちろん、料理を楽しむ、グッズで楽しむ、タコにゆかりのある名所を訪れるなど、半夏生の日はタコを身近に感じて、タコに一層親しむ日としてはどうだろうか。
今回は、タコにまつわるアイテムやグルメ、スポットなどを紹介していく。今年は、例年と一味違ったタコの楽しみ方を考えてみるのも面白いのではないだろうか。
オクトパス、置くと合格(パス)!? 合格・必勝祈願にパパたこグッズを
まず紹介するのは、タコ釣りのメッカ、兵庫県明石市のご当地キャラクター「パパたこ」。
明石観光PR隊長を務めており、ぱっちりおめめとキュートなお口がチャームポイント。たこ年齢40歳、たこファミリー8匹家族の大黒柱。
ストラップなどパパたこグッズも発売中。「オクトパス、置くと、合格(パス)」で、パパたこグッズを置いておくと、合格・必勝祈願になるかも!?
パパたこグッズは、明石のグルメや名産を取り扱うオンラインショップ「明石メルカート召しませ、あかし」で購入出来る。
また、パパたこ公式ツイッター(@papataco8)では明石市の魅力を発信中。要チェックだ。
手軽にダシの効いたたこ焼きが作れる「パロマ たこ焼きミックス粉」
「パロマ たこ焼きミックス粉」は、家庭で手軽にダシの効いた美味しいたこ焼きが作れるたこ焼き粉。
ソースや調味料、たこ焼き粉のようなミックス粉を製造・販売を行っている和泉食品の商品。
少量の醤油を加えるとちょっとしたアクセントになる。食感は、外はカリッと中はとろっと焼き上がる。
オンラインショップもあるので、自分で釣ったタコで美味しいたこ焼きを作ってみても良いだろう。