全国に大型釣り具店「釣りのポイント」を展開している㈱タカミヤ(本社北九州市・上田桂嗣社長)は、3月28日(火)、2023年度の新入社員45名、及び各店から選抜された中途入社社員15名の計60名を本社研修センターに迎え、11日間にわたる新入社員研修を開催した。
直近3年はコロナ禍の影響で、オンラインや期間を短縮しての開催を余儀なくされたが、今年はは4年ぶりにフルサイズで、リアルでの研修が行われた。
研修初日、桜も満開で雲一つない晴天のもと、役員・幹部社員が見守る中、入社式が執り行われた。
全国各地から集まった新入社員たちは、緊張した面持ちで上田社長からの祝辞を聞き、自己紹介の場では一人ひとりが自分の持ち味を生かしたアピールを一生懸命行った。
新入社員を代表して、木村大輔さんが、タカミヤ社員の一員となれた喜びや、学生時代に行っていた遊漁船でのアルバイトのエピソードを交え、「努力」や「挑戦」をこれからのタカミヤ人生で実践していきたいとの力強い決意を発表した。
「タカミヤイズム」育む研修会。唱和や挨拶の訓練も
午後からは早速、会社の歴史や組織、あいさつや基本姿勢、用語の唱和訓練といった、タカミヤ社員としての基礎を習得するための研修がスタートした。
タカミヤでは、研修期間中の団体生活を通じて、基本精神であるタカミヤイズムや経営理念等、会社の価値観を共有し体現させることに主眼を置いている。
オンラインではどうしても会社の熱量が十分に伝えられず、同期の仲間から刺激を受ける事が出来ない等、様々な課題があった。また、今回参加してもらった入社3年以内の中途社員にも、現場では十分伝えきれていない、タカミヤ社員としての考え方や立ち振る舞いを体感してもらいたいとの強い思いから、今回、新卒・中途が一堂に会してのフル日程・リアル開催にこだわった。
11間でたくましく成長。それぞれの赴任先へ…
新入社員は、これまでの学生生活から社会人生活へと変わっていく環境の中、同期の仲間と励ましあい、互いに切磋琢磨することで一つ一つの課題を共に乗り越えていく。
指導員は、各店から選抜された社員8名が担当し、各班の教育及び指導を行った。学生気分の抜けない新入社員と公私共に向き合うことは並大抵の事ではないが、一人ひとりに寄り添い、思い悩む過程を共有することで指導員自身の成長にも大きく繋がっている。
研修中に開催された懇親会では、各班ごとに趣向を凝らした出し物が披露され、大いに盛り上がった。1つの目的に向かって仲間と連携を取り団結力を高めていく過程の中で、創意工夫やチームワークの重要性等を学ぶ貴重な機会となった。
研修最終日には、壇上で社長から一人ひとりに辞令が手渡され、班毎に連日訓練して来た用語の唱和を役員に披露した。その姿は、入社して2週間足らずとは思えないほどたくましく、初日の不安気な様子とは見違える程の成長が感じられるものであった。
新入社員達は、11日間の研修で芽生えた同期の絆を噛みしめながら、半年後に予定されているフォローアップ研修での再会を誓い、それぞれの赴任先へと旅立っていった。
【提供:タカミヤ・編集:釣具新聞】
なお、新入社員研修の様子は、タカミヤ公式ホームページから確認が出来る。