4月24日(日)、島根県の十六島(うっぷるい)地磯、大波止にて「十六島一斉清掃」が行われた。主催は地元の釣り倶楽部で、釣具の大型チェーン店を展開する、かめや釣具のスタッフも協力した。
当日はコロナ対策として、消毒液の準備や参加者それぞれ間隔を保った状態で一斉清掃が行われた。
コロナ禍での釣りブームにより、今までと比べ一層釣り場のゴミ問題、駐車問題が大きくなっている。十六島では冬場の特産である「十六島海苔」の海苔場でも立ち入り禁止期間での釣り、ゴミ放置、駐車問題があった。
今まで磯場で釣りが認められていたのは4月から10月末までの期間だったが、それが9月末までに短縮され、漁師関係者・周辺住民から釣り人への目が厳しいものとなっており、いつ全域で釣り禁止になってもおかしくない状況となっている。
その様な状況を危惧した地元の釣り俱楽部が一斉清掃を企画し、SNSや近隣釣具店で告知を行った事で、当日は50人超の参加者に協力してもらった。
参加者の中には以前、十六島で釣りを楽しませてもらったという遠方の釣り人やファミリーでの参加も多く、「清掃活動を通じて、子供の『釣り場を守る、海を綺麗に保ちたい』という気持ちを育てていく為の良い勉強の機会になった」という声もあった。
2時間弱で中型トラック、軽トラック各1台が満載となるゴミを回収する事ができた。
人気の釣り場である十六島が釣り禁止となると他の釣り場も大きな影響を受ける。参加したスタッフは、「今後も釣具店としてお客様にはマナーアップの為に注意喚起を行い、釣場保全に繋がるように尽力していきます」とコメントしている。
【提供:かめや釣具・編集:釣具新聞】