企業経営に役立つ情報を紹介する「企業経営の名サポート」。第4回目は2021年の10月にリリースされた最新のOS「Windows11」について紹介します。
第1回 → 【水害版BCPを作ろう】今から出来る!台風や豪雨災害から会社や従業員を守る取り組み
第2回 → 【9月は防災月間】アレがあると災害時に安心度アップ、備蓄品見直しのポイントは?
第3回 → 【RPAの活用】作業を自動化して効率化を図る。社内の定常的な業務等に展開、会社全体の業務を改善!
Windows10が「最後のOS」と称してリリースされてから6年。2021年10月にWindows11がリリースされました。Windows7の延長サポート終了をきっかけに、Windows10が搭載されたパソコンを一斉に導入した企業様も多いと存じます。
「まだWindows10に替えたばかりだから、しばらく使い続ける」
「Windows11へは無償でアップグレードできるから、タイミングをみて実施する」
「新しく出たばかりのOSは動作に不安があるため、安定してから使いたい」
といった今後の対応の方向性についての声を頂戴します。
どの選択肢にしても、遅かれ早かれWindows11に接する機会は増えますし、Windows10(Home・Pro・Pro Education・Pro for Workstations)延長サポートが2025年10月とアナウンスされていますので、「今後どのように対応していくことが望ましいか」の判断材料としてご活用いただけますと幸いです。
OS変更、どう対応していけばいいか?
Windows11のスタートメニューやエクスプローラ画面などのユーザーインターフェースが大幅に変更されました。タスクバーの位置は下側に固定され、左右に移動できないなど設定可能な範囲が変更されています。
Windows10リリース直後にも多くのご相談をいただきましたが、「既存ソフトウェアの一部機能が使えない」、「印刷ができない」などの不具合は、時間の経過とともに修正・改善されていきます。
しかしながら、既存のOSとWindows11とでは、アプリケーションやソフトウェアへのサポート状況が異なることに注意が必要です。
例えば、Windows11では、ExcelやWordといったアプリケーション製品「Office2013」がサポートされないことがアナウンスされていますので、お持ちのアプリケーションのバージョンを把握しておくことが大切です。
なお、当社で検証した結果、Windows10からWindows11にアップグレードしてもOffice2013を利用すること自体は可能でしたが、セキュリティリスクがあることや、動作の保証がされていないことから、サポート対象である Microsoft365やOffice2021への移行を強く推奨します。
Microsoft365の場合、2022年3月31日までに対象製品を購入することで利用できる、キャッシュバックキャンペーンも用意されています(申込多数の場合、締切が早まる可能性があります)。
「Windows11へは無償でアップグレードできるから、タイミングをみて実施する」とお伺いすることがございます。
Windows11をインストールするために必要な最小のシステム要件がいくつかあり、メモリは4GB以上(最低限の容量のため、快適に使用するためには8GB以上を推奨します)、TPMのバージョンは2.0など、お使いのパソコンがその要件を満たしているかを確認のうえ、アップグレードすることをオススメします(TPMとは主に暗号化キーを含む基本的なセキュリティ関連機能を提供するように設計されたマイクロチップのこと)。
その他のシステム要件は、マイクロソフト社HPよりご確認いただけます。
Microsoft公式ホームページ「Windows11システム要件」
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11-specifications
また、お手持ちのパソコンでWindows11が実行できるのかを確認できる、「PC 正常性チェック アプリ」がマイクロソフト社より無償で提供されておりますので、まずはダウンロードしてご確認ください
PC 正常性チェック アプリ
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11
「Windows10」は25年10月にサポート終了予定
これから新しくパソコンを購入・入替をする場合、Windows10も選択肢として検討されるケースもあるかと思いますが、2025年10月にサポート終了予定です。
ダウングレード・アップグレードの手間は発生しますが、Windows11をダウングレードしたWindows10を選択する事も視野に入れてご検討ください。
なお、Windows11は10に比べ高いシステム要件が求められており、それに比例して筐体の価格も高くなる傾向にあります。
世界的な半導体不足の影響から、複数台まとめて購入を検討している場合、デスクトップ・ノートパソコン問わず、納期が不安定になりつつありますので、予算取りや導入計画は早めにご対応する事をオススメします。
パソコン・システムなどのご相談・問い合わせは以下の宛先まで
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