釣用品総合卸商社のアイビック(札幌)、アウトドア用品のスノーピーク(新潟)、釣り具メーカーのティムコ(東京)、アイビックグループでスープ、調味料などを製造するアイビック食品(札幌)の4社は11月30日、釣りとキャンプを融合させたアウトドア施設の企画運営会社「キャンパーズアンドアングラーズ」(札幌)の設立を発表した。
第1号となる施設は札幌近郊に2024年春までに開業する計画だ。
資本金は9800万円で4社が共同出資する。社長にはスノーピークの山井太会長が就任した。
副社長に就いたアイビック社長の牧野良彦氏は第1号施設の候補地は複数あり現在、札幌から国道・幹線沿いの1時間圏内の土地を選定中で自治体と調整している、と述べた。
また施設はキャンプ施設、フィッシングエリアなどの近郊型体験施設建設を目指し2023年冬から2024年春までに開業し、中期計画では道内に3~5施設、長期計画では全国展開も視野に入れていると説明。2022年春にも概要を発表する。
取締役にはティムコの酒井誠一社長、スノーピークの山井梨沙社長、アイビック食品の牧野克彦社長が就任した。
山井新社長は、「北海道の魚は世界一美しい。キャンプとフィッシングの融合を目指す」と意欲的に語った。
新会社の本社は札幌市にあるアイビックに置き情報収集や土地の選定を主体的に行っていく。