
第32回の今回は、釣りのワンストップサービスとして国内はもとより海外からも注目を集めている「北九州釣りいこか倶楽部」をご紹介します。

公式ホームページ → 北九州釣りいこか倶楽部 | 北九州近郊で釣りを楽しむパッケージプラン
国内外を問わず北九州市への訪問者に新しい釣りの楽しみ方を提案する「北九州釣りいこか倶楽部」は、北九州市の要請を受けた同市八幡東区の株式会社タカミヤ(上田桂嗣社長)が2018年6月にタカミヤ社内に設置しました。
北九州エリアを中心としたステージで海の船釣り体験と、魚捌きや釣魚料理、入浴、宿泊などもセットにしたオールインワンのパッケージプランを提供して、日本初の「釣りのユートピア」を目指す画期的な企画です。
地元企業、旅行会社などと連携して観光客の再訪を促すとともに、移住者の増加を目指す地方創生を目的としています。

2025年(令和7年)1月現在、提携遊漁船は20隻。北九州から山口県にかけての主な海域は、玄界灘、響灘、関門海峡、山陰沖です。いずれも魚影が濃く、季節ごとに「落とし込み」、「タイラバ・SLJ・一つテンヤ」、「ジギング」、「イカ夜焚き」など多種多様な釣り方で様々な魚種が狙えます。
釣り初心者の人にもオススメ。最適な遊漁船の紹介や道具のレンタルも完備
好みの出港場所、宿泊場所、釣魚料理の食事場所を選ぶことができますが、初心者の方には事務局が季節や希望の釣魚による最適な遊漁船を案内することもできます。
フィッシングガイドの利用も可能で、釣り道具もレンタルが完備。手ぶらで気軽に船釣りにチャレンジできるシステムです。
提携する入浴施設や料理店を利用して、釣りで疲れた体を入浴で癒した後に家族や仲間たちと釣り談義をしながら自分達が釣った魚料理に舌鼓を打つ、というとびきりの「思い出づくり」ができます。また、捌いてもらった魚を知人などへ宅配便で届けるプレゼントも楽しいものです。
国内外から8000人近い人が利用。北九州市の地域振興にも大きく貢献
倶楽部がスタートして2024年12月31日現在までの参加は、2292組(7761名)。海外の国別では主に中国が多く、香港、台湾、韓国、シンガポールのアジア圏のほかアメリカなどからも来日しています。
コロナ過が明けた近年、倶楽部では国内向けにも様々な企画を提案しています。

2024年は9件の企画を実施し、中でも春休みに行った「関門ショートアジ&捌き方教室」では、小学生と保護者がアジ釣り体験のあと魚を捌いてアジフライに調理して食する企画が大好評。「また来たい!」とリピーター宣言する子どもたちの笑顔が輝いていました。
倶楽部の担当者・黒石英孝さんは「今年もファミリー層に向けて、様々な魚種を対象にした数多くの企画を予定しています」と意欲満々です。釣り体験によってリピーターが増加し、さらにステップアップして将来の釣り文化を支える子どもたちに育ってくれることを期待したいと思います。
公益財団法人日本釣振興会も、釣り界全体で倶楽部を盛り上げて全国に広げ、釣りや釣り文化の振興を図るこのプロジェクトを応援しています。当協会も、釣り界のさらなる発展と1人でも多くの釣り人を増やすために、このような取り組みを広く紹介するPR活動を継続して参ります。
小野山康彦氏の記事はコチラ → 小野山康彦 | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト
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