11月11日(土)、大阪府高槻市の芥川マス釣り場で、「ファミリーマス釣り体験教室」が開催された。
主催は、公益財団法人日本釣振興会大阪府支部。後援は、大阪釣具協同組合、芥川漁業協同組合。協力は、近畿へら鮒釣会連合会、総合学園ヒューマンアカデミー大阪校フィッシングカレッジ。
この体験教室は、小学生以上中学生以下の子供を含む家族を対象とした、初めての人でも気軽に釣りを体験出来るイベント。
釣り具は主催者で用意し、誰もが釣果を得やすい管理釣り場でスタッフが丁寧に釣りの指導をする。釣ったニジマスは持ち帰ることが出来るため、釣った魚を自分で食べる楽しみも味わえるイベントとなっている。
28家族が参加、実釣前には釣りのマナーや安全を学ぶ
当日は秋らしく過ごしやすい陽気の中、28家族・85名の参加者とスタッフ32名が芥川マス釣り場に集まった。
8時半から受付を開始し、9時から開会式を開催。冒頭、日本釣振興会大阪府支部の橋本支部長から以下要旨の挨拶が行われた。
「日本釣振興会は、釣り界を良くする活動を行っています。釣り場の清掃や放流、今日のような釣りイベントも行っています。釣りは楽しいレジャーですが、マナーやルールがあります。また、水辺で行うレジャーなので、先生の言う事をしっかり聞いて、安全第一でケガのないよう楽しんでください」。
その後、受付で配布された冊子「すきすきフィッシング」を教材に、簡単な釣り教室が行われた。ニジマスの生態についてや、釣り場でのマナーや安全について伝えられた。
その後、集合写真を撮影し、班ごとに分かれて釣り場に移動となった。
釣った魚に大はしゃぎ!ハサミで出来る捌き方教室も大好評
釣り場に着くと、スタッフは、参加者に竿の伸ばし方や仕掛けの付け方、エサの付け方を丁寧に指導していった。準備が終わると各自実釣開始となった。
開会式前に放流が行われていたこともあり、釣りを開始して間もなくあちらこちらで竿が曲がりはじめた。
最初の1時間ほどはコンスタントに釣れ、その後は活性も落ちたが、スタッフもエサをイクラからぶどう虫に変えたり、棚を変えたりと工夫し、終了時間いっぱいまで参加者に釣りを楽しんでもらった。
途中、希望者を対象に魚の捌き方教室も行われた。包丁を使わず、ハサミや割りばしを使った捌き方が説明された。
魚を捌きながら、「食べることは命を頂く事です。食べる前には必ず『いただきます』を言いましょう」といった事も伝えられ、子供達の食育にとっても良い学びの場となっていた。
三世代での参加者も。家族みんなで楽しめる釣り体験教室
参加者に話を聞くと、「今日は家族三世代、6人で参加しました。みんな釣りが初めてだったけど、全員釣ることが出来ました。道具を持っていなかったのでありがたいです」、「普段はサビキ釣りなどをしていますが、川釣りは初めてです。とても楽しかったので、またここに釣りに来ます」といった嬉しい声も寄せられた。
参加者は教室終了の12時まで釣りを楽しみ、多い家族で20尾ほどは釣れ、良いお土産となっていた。最後に後片付けを行い、解散となった。
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