鮎に本気のDUOからアユルアー専用ロッド「翠流」が登場。10.6ftの超ロングロッドもラインナップ

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デュオのアユルアー専用ロッド「翠流」の写真
DUOから3機種のアユルアーロッドが登場!

2024年、アユルアー界でトップクラスの話題になっているのがDUOから発売されるアユルアーロッド「翠流」(すいりゅう)だ。アユルアーへの取り組みに対するDUOの本気さが伝わってくる、こだわりのロッドシリーズとなっている。

DUOのアユルアー専用ロッド「翠流」
今年のフィッシングショー等で展示されていた翠流。アユルアーを楽しむアングラーからも注目の的となっていた

ラインナップはスピニングが1機種(ブランクスの色が赤)、ベイトが2機種(ブランクスの色が緑)。「翠流 S96(スピニング)」、「翠流88 (ベイト)」、「翠流10.6 (ベイト)」の3機種となっている。

特に注目されているのが、「翠流10.6 (ベイト)」だ。全長が10.6ft(約323㎝)と、ベイトモデルのアユルアー専用ロッドの中では最長のロッドとなっている(2024年5月時点・弊社調べ)。

この翠流シリーズについて、DUOプロスタッフの萩原トオルさんに話を聞いた。

現状からワンランクレベルアップしたい人にオススメの翠流

「まず、アユルアーでロングロットはメリットが非常に多いです。例えば利根川のように流心の流れも強く、川幅が広い河川では、アユの友釣り用の竿(9m前後ある)では届くポイントがあっても、ルアーロッドでは攻められないポイントが多いです。また竿が短いと釣りたいポイントに自分から近づいていく必要がありますが、ロングロッドだと攻める場所から距離が取れるのでアユに掛けるプレッシャーも低くなります。

アユ河川の風景
川幅の広い河川等ではロングロッドの方が有利な場合が多い

また、川の対岸などを攻める場合、ロッドの長さによっては、川の中心まで立ち込まなければ攻められませんが、ロッドが長ければ川に少し入れば、対岸を攻める事が出来ます。川の中心部に深みや強い流れのある場合などは、ロングロッドでしか対岸を攻められないかもしれませんし、安全面にも関わってきます。

当然、ポイントが広大なエリアもロングロッドが適しています。狭い支流などで使う場合を除いて、アユルアーのロッドは長ければ長い方が良いとも言えます。

DUOのアユルアー専用ロッド「翠流」
翠流の3機種。いずれも長いが10.6ftまでラインナップがある。デザインも特徴的だ

ただ、川幅の狭い支流や、頭上に枝などがある渓流、膝下ぐらいのダンダン瀬を効率良く攻める場合には『翠流88(ベイト)』が適しています。8.8ftで取り回しもよくなっています。ただ8.8ftでもアユルアーロッドの中では標準的な長さだと思います。

翠流のロッドアクションはレギュラーですが、他社と比べて若干柔らかく設定しています。それにはいくつも理由があります。

まず、ロッドが硬いと手首や体に負担が掛かります。さらに、硬い竿はティップが入りにくい事が多く、針の追従性が良くありません。「パーンッ!」とアユが掛かった時に、ティップも硬い竿の場合、竿の弾性が勝ってしまい、掛かった針が飛ばされてしまうのです。それを防ぎたかったのが、柔らかめに設定した一番の理由です。理想は針がズブズブーッと刺さっていく形です。

DUOのアユルアー専用ロッド「翠流」のグリップ
グリップも握りやすい形状と、ヒジまで当てて魚の引きに耐えやすいグリップの長さにするなど、考え抜かれた設計になっている。バランスの良いロッドなので長さがあっても使いやすく疲れにくい

またティップも柔らかい方が、早い流れの中でもルアーが暴れすぎません。これも大きな要因でした。竿が硬いと強い流れの中ではルアーが暴れがちになります。竿が柔らかければ、流れの中でもティップがスッと入ってくれます。つまり竿が勝手に仕事をしてくれて、ルアーが自然と流れになじみます。

アユが掛かってからもバレにくく、 取り込みについても、しっかりとしたバッドパワーがあるため抜き上げも全く問題ありません。ぜひ、翠流を試してみて下さい」。

初めてアユルアーをする人はもちろん、ある程度アユルアーを楽しんできた人が、更にレベルアップし、アユルアーゲームの楽しさを更に広げる事が出来る、オススメのアユルアーロッドだ。人気商品なので、釣具店等で見つけた際は早めに手に入れる事をオススメする。

翠流 S96(スピニングモデル)製品紹介

DUOのアユルアー専用ロッド「翠流」S96

・ロッドアクション:レギュラー
・全長:9.6ft (292㎝)
・自重:158g
・継数:2
・仕舞寸法:1,497㎜ 、グリップ長:435㎜
・ルアーウェイト:10-20g
・ライン:4-8Ib
・本体価格 : ¥38,800(税込 ¥42,680)

トロ場・チャラ瀬・早瀬・中瀬などあらゆるポイントで使用可能な9.6ftスピニングタイプ。長さもあり幅広いエリアを攻められる。大河川でもオススメだ。解禁直後からシーズン終盤まで、使える範囲の広い1本だ。

翠流 88(ベイトモデル)製品紹介

DUOのアユルアー専用ロッド「翠流」88

・ロッドアクション:レギュラー
・全長:8.8ft(268cm)
・自重:156g
・継数:2
・仕舞寸法:1,365mm、グリップ長:390mm
・ルアーウェイト:10〜20g
・ライン:4~8lb PE0.4〜0.8号
・本体価格:¥37,800(税込 ¥41,580)

小規模~中規模河川・支流域のチャラ瀬・早瀬・ダンダン瀬を手返し良く歩き回りながら探るのに最適な8.8ftベイトタイプ。シーズン序盤の20㎝以下の鮎から25㎝を超えるアユとのやり取りを楽しめるよう、竿先からベリー部までは柔軟に曲がるバランスで設計。大型が掛かった場合もバッド部がしっかりと残って鮎の引きを十分に堪能できるテーパーアクション。アングラーの思い通りの攻めを実現する1本だ。

翠流 10.6 (ベイトモデル) 製品紹介

DUOのアユルアー専用ロッド「翠流」10.6

・ロッドアクション:レギュラー
・全長:10.6ft(323cm)
・自重:182g
・継数:2+1(グリップ着脱)
・仕舞寸法:1,477mm 、グリップ長:440mm
・ルアーウェイト:10〜20g
・ライン/4~8lb PE0.4〜0.8号
・本体価格:¥39,800(税込 ¥43,780)

中規模~大規模河川の幅の広い瀬や流れの強い早瀬・ガンガン瀬で優位に釣りが出来る10.6ftベイトタイプ。今までアユルアーを楽しんできた人もステップアップ出来るロッドだ。狙える範囲も広がりアプローチも離れて出来るためアユに警戒心を与えにくい。流心で掛かってもしっかりと曲がり、耐える事が出来る。ロングロッドのメリットを存分に味わえる注目の1本だ。

DUO公式ホームページ → 翠流 – 鮎|製品情報|DUO International / ルアーメーカー デュオ (duo-inc.co.jp)

アユルアー特集 → 鮎ルアー特集 | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト (tsurigu-np.jp)

関連記事 → アユルアーの万能ルアー「流鮎DEEP」。深場はもちろん浅場も攻略。初めてのアユルアーにも最適! | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト (tsurigu-np.jp)

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