9月4日、(公財)日本釣振興会大阪府支部主催で尾崎港(大阪府阪南市)の水中清掃が行われた。
協力は尾崎漁業協同組合、NPO海未来、大阪釣具協同組合。JOFI大阪。
当日はダイバー9名、陸上の手伝いが16名、合計27名が参加した。天候は曇りのち雨。真夏の暑さは和らいでいるが、水中は濁りも入り、ダイバーにとっても厳しいコンディションとなっていた。
清掃はコロナ対策もしっかり行われていた。当日、体調不良の人は参加を見合わせる事、陸上応援のスタッフもマスク着用、清掃中も密を避けるなど、様々な対策が取られていた。
現地には午前10時に集合し、朝礼と準備が行われた。朝礼では日釣振大阪府支部の橋本支部長から参加者や協力者へのお礼と、日釣振活動の紹介などが述べられた。
その後、ダイバーが潜水の準備をする間、陸上スタッフで漁港周辺の清掃が行われた。ここは釣り人もいる漁港だが、ゴミは比較的少なかった。見えにくい場所に、ゴミが固めて捨てられている場所もあったが、集められる量は多くはなかった。
ダイバーの用意が出来、水中清掃が行われた。
ダイバーは水中にミカン袋を持って潜る。海中で拾ったゴミをミカン袋に入れる。袋がいっぱいになると陸上班に合図する。すると、陸上班からカラビナのついたロープが投げられ、ミカン袋にカラビナを引っ掛けて、袋が陸上に引き上げられる。その際に新しいミカン袋が渡されるという流れだ。
今回の水中清掃も港内でエリアを分けて清掃が行われた。
港内は浅いのだが、雨などで濁りが入っていた。底も泥で巻き上げられやすく、少し底を探るとゴミが全く見えない状態になるようだった。
それでも、ダイバーはペアになって懸命に水中を清掃した。
水中から引き上げられたゴミはその多くが空き缶などだった。釣り具関係のゴミはほとんどなかった。
ゴミは集められると、スタッフにより分別され計量が行われた。集計すると下記のようになっていた。
ペットボトル26本、カン174本、ビン2本、他プラスチックの容器・破片多数、バケツ、ゴム手袋、かばん、発泡スチロールなどとなった。