タグが付いたカサゴ、クロソイを釣った方はご一報を!
朝礼では組合の神谷役員が放流事業についてのスケジュールや細かな説明を行い、続いて日本釣振興会東京都支部の伊藤役員が挨拶を述べた。
伊藤役員は日本釣振興会の主な活動として、放流、清掃、釣り教室などの事業を全国で実施し、50年近く日本の釣りの振興事業に力を注いている事を説明し、「元気にカサゴの稚魚を放流してください」と挨拶した。
当日、日本釣振興会東京都支部からは6名が参加。組合スタッフは24名が参加し、調査目的で行っているカサゴの稚魚へのタグ打ち(2500尾・白色)やバケツ、ライフジャケットの準備など大忙しであった。
次に生徒らはスタッフに導かれ、水槽に入ったカサゴを観察し、興味深そうにカサゴに見入ったり、スタッフの説明を聞きメモを取る生徒も目立った。
この後、5隻の放流船(他に都支部・組合放流船と報道船計7隻)へのバケツリレーがスピーディに行われ乗船。
10時に羽田の放流海域に到着し、生徒らは合図とともにカサゴ稚魚1万5000尾を東京湾へ放流した。
報道船は東京ゲートブリッジのある若洲海浜釣り施設へ向かい、都支部・組合の放流船と合流、この海域には1万尾が放流された。
11時前には全船が帰港し、東京湾へのカサゴ稚魚放流は無事終了した。
「今年のカサゴは体色がよく、元気だ」、「ちゃんと育ってほしい」といった声も聞かれ、数年後、今年付けた白タグを付けた成魚のカサゴが再捕されるかもしれない。
平成14年以降に各色の標識タグを付けたカサゴやメバルの再捕報告も届いており、稚魚放流の成果も確認されている。
日本釣振興会東京都支部と東京湾遊漁船業協同組合は「タグの付いたカサゴやメバルなどを捕獲した場合は、ぜひ報告をお願いします」と呼び掛けている。
再捕の詳細については東京湾遊漁船業協同組合公式ホームページで。http://www.tokyowan-yugyosen.or.jp/