清水港日の出ふ頭で「海釣りフェスタ」。釣り場開放に向けて

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バケツに入った稚魚を一斉に海へ!
現地ではマダイの稚魚が子供達によって放流された

マダイの稚魚放流も実施。1万尾のうち2000尾を会場で放流

 また今年は競技終了後にマダイの稚魚放流も行われた。この放流は、日本釣用品工業会と日本釣振興会が共同で取り組む「つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業」として実施された。

 稚魚を積んだトラックが岸壁に横付けにされ、イベント参加者の子供達がバケツを使って放流を行った。小さく元気なマダイの稚魚に子供達も大はしゃぎだった。放流量は全部で1万尾。その内の2000尾が参加者らの手によって岸壁から放流された。

 正午頃より表彰式と閉会式が行われた。
 最初に地元、清水市出身であり、共催の駿河湾海を守る会の会長も務める望月義夫氏(衆議院議員)から「富士山を眺めながら、釣り糸を垂らして海を見るのは素晴らしいと思います。我々、駿河湾の海を守る会は、海が汚れていたことから何とか海を守ろう。ゴミ等は持ち変えてってキレイな環境を残していこうと活動を続けています。ここは素晴らしい港です。今後、国内外の方にも釣りをして頂けるよう努力していきたいと思います。また、本日も高速道路が出来た関係もあってか、山梨県の方の参加もあったと聞いています。ますます、多くの方に清水に来て頂き、楽しんで頂けるよう努力していきたいと思います」という要旨の挨拶を行った。

挨拶する衆議院議員の望月義夫氏。「駿河湾海を守る会」の会長も務める
挨拶する(公財)日本釣振興会静岡県支部の石黒衆支部長

 次に日釣振静岡県支部の石黒支部長より下記要旨の挨拶が述べられた。
 「本日はご参加有難うございます。数年後にはこの近くに釣り公園も出来ます。こういった様々な活動をして頂いている望月様にも挨拶頂き、感謝の気持ちで一杯です。我々の活動は釣り場環境の整備や釣りの振興はもちろん、次世代のために素晴らしい環境を受け継いでほしい。そういった決意で釣り場の清掃や放流を行っている団体です。先ほど放流して頂いたマダイは1年間に15㎝ほど成長すると言われています。あと3年ほどで皆様の食卓に並ぶかもしれません。釣りを通して、自然環境を守り、豊かな家族関係も含めて良い社会を作っていきましょう」

 表彰式では入賞者がそれぞれ発表され賞品が手渡され、今年も盛況の内に終了となった。

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