釣りキャラバン実施。小学校で釣りの「出前事業」、楽しく学べる水辺の安全学習も

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ゲーム感覚で子供達も楽しみながらキャストを覚えた

 さらに、キャスト体験では的をめがけて、ルアーを飛ばす体験が行われた。リールや竿の使い方、投げ方、投げる際は後ろに注意する事など、釣りでルアーやエサをキャストする際に必要な一連の動作が、マンツーマンで丁寧に教えられた。

 講習では釣りをしている子供は上手で的の中心にルアーを飛ばしていた。また、全く釣りが初めての子供も、スタッフが丁寧に教え続けて、前方にしっかり投げられるようになっていた。この体験もゲーム感覚で、子供達に大好評だった。

 こういった体験を通して、子供達も水辺での代表的な遊びである「釣り」の楽しさの一端に触れる事ができたと思われる。
 キャラバンが終わった後、子供達に感想を聞くと「ライフジャケットの着方が分かったり、糸の結び方を教えてもらってよかった」、「結び方も覚えたので釣りに行く機会があったら、安全に楽しんでみたい」等、しっかりした感想を述べる子供が多かった。

水辺の安全学習と釣り教室の講習を終えた子供には受講証を授与

 最後に、取材をさせて頂いた小学校の校長先生にキャラバンの感想を伺った。
 「子供達の環境への意識を高めるなど、教育面からも有意義な授業だったと思います。当校でも水辺での安全教室は行っています。YMCAさんの協力で、プールで着衣泳体験なども行っていますが、今回の日釣振さんの安全学習も加わり、子供達もより刺激を受けて、印象深く覚える事ができたと思います。夏休み前ですし、当校の近くにも川があって身近に水辺のある環境ですから、子供達に実際に役立つ授業だったと思います。
 子供達に水辺での安全な楽しみ方を伝えて、水辺の環境やそこに住む生物に親しんでもらう事はとても重要な事です。なぜなら、これから何十年先まで水辺の環境を守っていく事ができるのは、我々ではなく子供達なのですから。こういった機会を通じて、子供達により水辺に親しんでもらえればと思います」

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