
6月22日、(公財)日本釣振興会近畿地区支部主催、FIE(教育の現場で釣りを活用しよう)推進委員会の共催で「初心者のためのヘラブナ釣り教室」が開催された。毎年6月の第4日曜日に、大阪府の茨木市・新池で開催されている。
9時受け付け開始、9時30分から開会式が行われた。日本釣振興会の活動を紹介、ヘラブナ釣りのマナー、ルールの説明に続き、実際に竿を見せながら、釣り方の説明が行われた。
10時から、各グループに講師が付き、実釣を開始。ヘラブナの魚影が濃すぎて、初心者には本アタリが取りにくいのではないかと心配された。

開始20分もしない内に、講師の皆さんから順調に釣れているという報告が有り、お楽しみの競技会に突入。ただヘラブナを釣るだけでも楽しいのだが、2尾長寸で順位が付く競技会となれば、和気あいあいの中にも、真剣さが見受けられた。
講師の指導よろしく、しっかり本アタリが出るまで待って、上手く合わせる子供。ダンゴ餌の大きさや、堅さなどでヘラブナの動きが変ることを理解した参加者は、自分で考えて釣る楽しさが分かってきた様だ。

熱中症対策として、11時に全員が一旦竿を置き、給水時間を取った。また、事務所にクーラーを入れてもらい、自由に利用出来る様にした。塩分チャージのアメを配りながら各グループを見て回ると、初心者とは思えないアタリの取り方に驚いた。
11時50分、「あと10分です」のアナウンスに「えっ、もっと釣りたい」の声も聞かれた。恒例の最後の一投。全員が一旦竿を上げ、一斉に仕掛けを振り込み、それで終了するというもの。
12時10分から表彰式、閉会式が行われた。表彰は1位から3位。参加者全員に釣関連会社から提供された物が、賞品として手渡された。
優勝した白杉ファミリーには、表彰状とメダルが授与された。ジャンケン大会では、子供用にピカチュウデザインの竿、女性には家庭用品の詰め合わせ、男性にはマルキユーの帽子が授与された。閉会式後には全員で笑顔あふれる記念撮影。講師と談笑する参加者の姿もあり、有意義で楽しい大会となった。

参加者のコメント
《白杉さん》1番楽しかったのは、家族全員でどうしたら釣れるのか相談しながら釣りを楽しめたこと。最初は「アタリの取り方が難しかったが、講師の妹山さんに詳しく教えてもらい、段々どのタイミングで合わすのかが分かり、よりへらぶな釣りが楽しくなった。講師、スタッフの方が笑顔で話しかけてくれ、丁寧に指導してもらい楽しい時間だった。日本釣振興会の イベントがあれば次回もぜひ参加したい。
《石井さん》 ウキの沈み方を見てタイミング良く合わせる事が出来、魚の引きと重さを感じた瞬間が嬉しくて楽しかった。アタリの出方でダンゴを重くしたり、練り具合を変えたり難しかったが、工夫して、釣れた時は嬉しかった。
参加者のアンケートでも、講師、スタッフの丁寧な対応が高評価だった。
大会結果
優勝:白杉フアミリー 70.6㎝(37.0㎝、33.6㎝)
準優勝:中井フアミリー 69.3㎝(32.8㎝、36.5㎝)
3位:岩橋氏 68.4㎝(34.8㎝、34.0㎝)
協賛各社・団体(順不同)
アングラーズグループ、大阪釣具協同組合、がまかつ、クレハ合繊、グローブライド、第一精工、ダン、名光通信社、オーナーばり、ハヤブサ、フィッシングエイト、プロックス、報知新聞社、松浦テグス、松岡釣具、マルキユー、茨木新池
【FIE推進委員会 峰松茂美】
関連記事 → 初心者が釣りの楽しさ体感!渓流で人気ターゲットのニジマスや美味なアマゴを狙う【大阪府】 | 釣具新聞 | 釣具業界の業界紙 | 公式ニュースサイト