
4月9日、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業の一環として入間川にコイの産卵床を設置しました。場所は入間市立黒須中学校の裏手を流れる入間川です。
当日は午前10時にスタッフが集合し、約1時間掛けて7基のコイ産卵床を設置しました。
日本釣振興会本部から三村事務局長、高橋元事務局長、入間漁協から遠藤支部長、埼玉県農林部生産振興課から南主任、富澤技師の2名、NPO法人バーブレスフック普及協会から3名、日本釣振興会埼玉県支部から吉田副支部長はじめ3名、計11名が参加いたしました。また、ご近所のご家族も興味深く見学されておりました。

集合して、まず日釣振埼玉県支部事務局の宮内が挨拶、スタッフ紹介。その後、日釣振埼玉県支部の吉田副支部長が作業の手順を説明いたしました。

作業は予め穴をあけた木材を紐でA型に組み立て木枠を作ります。その木枠に短冊状にしたPPテープと自然の枝(樫の木とモチノキ)を取り付けて産卵床としました。PPテープは協力していただきました埼玉県水産試験場にて事前に煮て縮れを作っておいたものを使用、この縮れが卵の付きを良くします。

また、自然の枝との組み合わせ(ハイブリット式)は産卵を促す効果があるようで、卵の付きが良かった経験からハイブリット式を5基作成しました。残り2基は樫の木のみを鉄柱に取り付けたものとしました。

産卵床の製作に当たり入間漁協様、埼玉県水産研究所様には大変お世話になり、ご指導もいただきました。出来上がった産卵床は鉄柱を打ち込んだ河川の設置予定の地点に持ち込み、紐できつく結んで設置しました。

川の水位が変化するため、対応できるように長めの紐で遊びをつくっておくことが重要となります。7基の設置は無事に午前11時頃に終え、作業終了となりました。無事、鯉が産卵し、孵化するのを見守っていきたいと思います。
【提供:日本釣振興会埼玉県支部・編集:釣具新聞】