
4月5日、埼玉県越谷市にある「しらこばと水上公園」にて「エンジョイ★ファミリーフィッシングinしらこばと」が開催された。このイベントは(公財)日本釣振興会と、しらこばと水上公園とのコラボイベントで主催は日本釣振興会本部と同埼玉県支部、共催は埼玉県公園緑地協会となっている。
初心者の人でも気軽に来られるイベントで誰でも自由に参加できる。小学生以下は保護者同伴で、イベント当日はプールエリアへの入場は無料、各種イベントは有料で行われた。
釣りの対象魚はニジマスと金魚で、ニジマスは前日に放流され、中には40㎝以上の良型も混ざっていた。

早朝から準備に当たったのは、日本釣振興会の支部役員17名、本部役員4名、グローブライド30名、ザップ2名、シマノ3名、バリバス5名、マルキユー7名、バーブレスフック普及協会8名、しらこばと水上公園2名、さらに看護師1名の総勢79名。
スタッフによる開催準備がほぼ整った7時15分にスタッフ全員が本部前に集合し、日釣振埼玉県支部の宮内氏の司会により概要が伝えられた。次いで、岡田信義支部長より、スタッフとして大勢集まってくれた人への感謝と、下記要旨の挨拶が行われた。

「6年ぶりの開催で、初心に帰るということで色々なことをシンプルにしました。とにかく、参加してもらった人に楽しく釣って頂き、家族の思い出になるイベントにしていきたいと思います。日釣振の大きな目的の1つは釣り人を増やすということです。今日は限られた時間ですが、ひとつひとつ確認しながら、来年以降にも繋がるようなイベントにしていきたいと思います」。
挨拶が終了すると各イベント担当がそれぞれに分かれて具体的な手順などについて最終の打ち合わせと確認を行い、いよいよ開催を待つばかりとなった。
6年振りのしらこばとでのイベント。多くの初心者に釣り体験を!

8時半から入場開始だったが、その時点で既に50名以上の親子連れが整列し、開場を待ち望んでいた。
イベントが始まると、流れるプールに入ったファミリーから次々と歓声が上がり竿が曲がっていった。ニジマスのサイズが良いためか、子供にとってはかなりの大物に見えて、魚が掛かったもののなかなか水面に顔を出さず、これにより周囲に熱気が伝わり、ほのぼのとした笑顔が絶えることは無かった。

次いでルアーエリアを見に行くと、吉田俊彦氏によるレクチャーと、注意事項はぬいぐるみを使って子供達にも分かりやすく説明していた。

その内容と言うのは、まず挨拶、次にキャスティングに際して後ろの確認、3番目にゴミを持ち帰る、そしてバーブレスフックを使うという4つの基本がレクチャーされた。

別の場所では金魚釣りイベントが設けられていて、熱中した子供たちは時の経つのも忘れて金魚の口元にある餌が吸い込まれる瞬間を逃すまいと必死で、瞬きさえ忘れている様子であった。

午後になっても、ニジマスの活性は高く入れ替わったファミリーも十分に楽しんでいた。

各所には十分な人数のスタッフが配置されていることもあり、釣れた後の針外しや仕掛けの交換等も行われた。
更に今回は人集めよりも釣りを楽しんでもらうということをメインに綿密な計画をしていたためか、これが功を奏し、釣り場では釣り人同志の間隔が広く余裕があり、ゆったりとした雰囲気であった。

参加した数組に伺ったところ、釣りが好きというファミリーが多く、会場の比較的近くから訪れているということだった。その中でも魚が釣れた子供は、ビニール袋に入れたニジマスをにこやかに差し出してくれた。
好天に恵まれてあっという間に終了時刻を迎えたが事故も無く賑やかなイベントとなった。
結果として、参加人数は流れるプール450名、ルアー釣り75名、金魚釣り250名の参加となった。一部重複はあるが、目標の500人を大きく上回り大成功のイベントとなった。
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