3月2日、石川県産業展示館3号館で上州屋主催の「ほくりくフィッシングフェスタ2025」が開催された。会場には約4600人が来場し、北陸等の釣りファンを大いに盛り上げた。

例年通り3月の開催。今年話題の新製品が目白押し!
上州屋が主催する「ほくりくフィッシングフェスタ」は例年3月に石川県産業展示館で開催されている。昨年の3月は会場が能登半島地震の支援物資置き場になったため、6月に変更し開催された。今年は例年通り3月の開催となった。
当日の天候は朝から雨となった。ただ、大雪も降らせた記録的な寒波も収まり数日間は暖かい日が続いた事や、フェスタが終わった翌日からは、再び寒さが戻る予報だった。大雪の影響もほとんどなく、寒波の合間に上手く開催出来た形となった。
当日は午前9時開場だが、会場前には数百人の入場待ちの列が出来ていた。並んでいた人のお目当ては、販売コーナーの限定品やお買い得商品の購入だ。それが終わるとメーカーブースを回るという流れだった。

話題のロッドやリールも多数ラインナップ。触って、確かめて、注文出来る
ほくりくフィッシングフェスタでは、メーカーブースに展示されている新製品等もその場で注文が出来る。話題の新作ロッドやリールも実際に触って、確かめて、メーカーの説明も聞いた上で、注文する事が出来るので来場者からも好評だ。上州屋スタッフも各ブースを忙しそうに回っていた。

出展メーカーはシマノ、ダイワをはじめジャッカル、マルキユー、デュエル、ヤマリア、オーナーばり、ジャクソン、アピアなど様々なジャンルの人気メーカーが出展していた。

出品物はソルト関係が多くなっていた。アジ、イカ、タイラバ、シーバス、ジギング系の商品、またトラウト用品、サクラマス、バス、投げ、アパレル、小物類、魚探などが出品され、総合ジャンルのショーとなっていた。



会場には子供も楽しめるメダカ釣りなどがあるキッズプレイゾーンも設置された。入場無料に加え、車で来場する人がほとんどという事もあってか、小さな子供を連れた家族連れも多く来場していた。

各ブースでは、ガチャガチャなど様々な企画を行い、来場者を楽しませていた。大手メーカーの新製品等は、終日人だかりが出来ており、スタッフも終日商品説明に追われていた。ステージでは、村田基プロによるキャスティングセミナーも行われていた。

来場者もじっくりと各ブースを見て回る事が出来、釣りに対する熱が大いに盛り上がっていた。
ある来場者に聞くと「これだけ一度に色々な新製品を触れる事はないので、有難いイベントです。欲しいロッドもフルラインナップで展示されていましたから、いろいろ実際に触って、どのモデルにするか決めやすかったです」と話していた。
来場者は石川県内はもちろん、富山、福井、岐阜、長野、新潟など広範囲から来ていたようだ。
また、出展社に聞くと「ブースの費用などもそれほど掛かりませんし、お客さんと直接コミュニケーションが出来るので有難い機会です。お客さんも多かったと思います。自社の商品で、意外な使い方をされている事を教えてもらうなど、得られる情報も多いです。ぜひ今後も出展したいと思っています」と話していた。

いろいろな釣りシーズンが開幕。ショーをキッカケに更に盛り上がって欲しい
最後に、上州屋の担当者に今回のフェスタについて話を聞いた。
「北陸は釣り物が多いので、海を中心としたオールジャンルのショーとなっています。出展メーカーさんもソルト関係が多くなっていると思います。サクラマスも解禁しましたので盛り上がっています。今回は物販のコーナーでメーカーさんにも出て頂きました。日頃、店頭でフルラインナップでは並ばない商品や釣り具以外の商品も販売され、盛り上がっていました。他の商品もここでしか買えない物を多数準備させて頂きました。飲食も地元の業者さんに出て頂きました。
今回のショーですが、今年はいろいろなショーが多い中で、多くの出展を頂きました。お客様にも多く来て頂き、長く滞在されていたと思います。受注の状況も細かい商品から新規出展メーカーさんの商品等も良く入っています。有難く思います。
北陸の釣りはこれから色々な釣りのシーズンが始まります。このショーをキッカケに更に盛り上がって欲しいと思います。来年も開催する予定ですので、ご協力を宜しくお願いします」。

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