日本釣振興会が行う「釣りを通じた環境学習」。釣りも活用して地域の環境、水辺の安全対策等を教える。東京・本村小学校の授業を紹介

スペシャル ニュース

東京都東久留米市の本村小学校で座学とフィールドワークを実施

今回はその「釣りを通じた環境学習」で2024年に初めて行われた東京都東久留米市立「本村(ほんむら)小学校」での環境学習の様子を紹介する。

まず、2024年6月15日に、本村小学校の体育館で小学3年生の2クラス(50名)と教員3名を対象に座学が行われた。

日本釣振興会が行う「釣りを通じた環境学習」の様子
座学の様子。体育館で地域の水辺環境や糸の結び方、釣り道具を使った的当てなどゲーム感覚で楽しめる内容もあり、子供からも好評だった

この本村小学校の環境学習では地元企業のグローブライドが全面的に協力。講師はグローブライド株式会社のインストラクター2名が務め、スタッフも同社から20名以上が応援に駆け付けた。

体育館での座学では、釣りを通じた環境学習と水辺の安全講習が行われた。環境学習では、本村小学校の近くを流れる落合川について、そこに生息する生物や水循環について動画も交えて説明が行われた。安全対策については、水辺事故の現状や対策方法が伝えられた。

日本釣振興会が行う「釣りを通じた環境学習」の様子
糸の結び方を教える。1つ結び方をしっかり覚えておくと、様々な場面で役立つはずだ

また、体験学習として3チームに分かれ、「キャスティング」、「ライフジャケットの着用と糸の結び方」、「川釣りやガサガサのやり方」がレクチャーされた。ゲーム感覚もあり、子供達も大いに盛り上がった他、見守る保護者も楽しそうだった。ここで学んだ事は、後日行われる落合川でのフィールワークに活かされ、子供達も楽しみに待っていたようだ。

日本釣振興会が行う「釣りを通じた環境学習」の様子
釣り道具を使った的当ても。子供達も楽しく授業が受けられた

フィールドワークは地元の落合川の生物調査。良型のオイカワも多数釣れて子供もビックリ!

10月10日は本村小学校3年生の49名(2クラス)、教員5名、保護者ボランティア5名で「落合川いこいの水辺広場」に集まってもらい、フィールドワークが行われた。

一級河川の落合川は、1970年代までは排水等により汚れていたが、今は清流となっている。遊歩道なども整備されている他、湧水が豊富にあり、水温も低くキレイな水が流れている。東京の中で、川沿いは豊かな自然が身近に感じられる場所となっている。

生息する魚もカワムツ、オイカワ、アブラハヤ、ドジョウ、ナマズ、メダカ等と豊富で、希少なホトケドジョウの姿も確認されている。

日本釣振興会が行う「釣りを通じた環境学習」の様子
湧水が豊富に湧き出る落合川。水質もキレイで豊かな自然が感じられる川だ

スタッフはグローブライドから約30名と日釣振(にっちょうしん)本部、講師は大川雅治氏が担当した。

天候は曇り。午前9時半に「落合川いこいの水辺広場」に本村小学校の生徒と教員らは学校から徒歩で到着。子供達は既に盛り上がっていた。会場には着替えを行うテントや机、釣り道具、ガサガサの道具、救命胴衣などが全て用意されていた。

日本釣振興会が行う「釣りを通じた環境学習」の様子
本村小学校から徒歩で落合川いこいの水辺広場に集合。楽しい授業の始まりだ

子供達が現地に到着すると、グローブライドスタッフより「6月に体育館で学んだ事を覚えていますか? 今日は釣りとガサガサをしてもらいます。釣りは釣り針も使うので気を付けて下さい。釣りとガサガサの2つの班に分かれてもらい、30分経ったら交代してもらいます。両方できるので安心して下さい」という話が行われた。

その後、全員がライフジャケットを着用し、川に入れる靴に履き替えなどをしてから、フィールドワークが始まった。

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